
今回は、マーケティングとコンテンツの力を掛け合わせたファングロース戦略を推進するADKグループで、新卒採用を行う株式会社ADKホールディングス(以下ADK)の人事担当者様にお話を伺いました。なぜADKは「人」が良いと言われるのか、そして選考プロセスそのものを「学生の成長機会」と捉える独自の採用哲学についてお伝えします。
編集部: 総合広告会社として知られる御社ですが、現在どのような事業戦略を掲げているのでしょうか?
担当者様: 私たちは現在、「マーケティング事業」と「IP・コンテンツ事業」の2つを大きな柱としています。この2つの知見を掛け合わせたADK固有のアプローチ方法がファングロース戦略です。
編集部: 具体的にはどのような戦略ですか?
担当者様: ADKはアニメなどのIP(知的財産)ビジネスに強みを持ち、長年ファンと共に育ててきた歴史があります。この「ファンを熱狂させるノウハウ」を、クライアント企業の課題解決にも活かすのが狙いです。広告枠の取引以外にも、消費者を「ファン」に変え、ブランドと共に育てていく。この考え方をもとに、ADKはビジョンを「ファングロースパートナー」としています。
編集部: 事業の根底にある想いについて教えてください。
担当者様: 私たちのパーパスは「すべての人に歓びの体験を。」です。データやテクノロジーももちろん活用しますが、最終的に目指すのは、人の心を動かす豊かな体験を創出すること。このパーパスを軸に、社員全員がクライアントや社会に向き合っています。
編集部: 御社の採用活動は非常にユニークだと伺いました。
担当者様: 私たち採用チームは、学生の皆さんにとって「応援団」でありたいと考えています。選考を単なる合否判定の場にするのではなく、「ADK Growth Challenge Program」という独自のプログラムを通じて、選考プロセス自体が皆さんの成長につながるよう設計しています。
編集部: 具体的にはどのようなプログラムでしょうか?
担当者様: 例えば、単なる面接対策ではなく「社会人になっても使える思考法」を学ぶ講座や、最終選考官である役員が登場するイベントなどを実施しています。たとえご縁がなかったとしても、「ADKの選考を通して成長できた」と思ってもらえるような「歓びの体験」を提供したい。実際、不通過になっても再チャレンジして入社し、活躍している社員もたくさんいます。
■ 最終的な決め手は「人」の魅力
編集部: 学生が入社を決める最大の決め手は何でしょうか?
担当者様: 「広告・マーケティングの仕事がしたい」というのはもちろんですが、それに加えて「人が良かったから」と言ってくれる学生が本当に多いですね。面接はすべて現場社員が担当しており、学生は多くの社員と接することになります。多様なバックグラウンドを持つ社員がいますが、共通しているのはコミュニケーションの心地よさと、人へのリスペクト。そこにフィット感を感じて選んでくれる方が多いのが特徴です。
編集部: 活躍されている人材の共通点を教えてください。
担当者様: 一言で言えば当事者意識が高く、「好き」を突き詰められる人です。そして何より重要なのが、論理的思考(左脳)と発想力(右脳)の両方をバランスよく使えること。私たちの採用キャッチコピーは「解ける人、飛べる人」です。データに基づいたロジカルな思考(解ける)と、誰も思いつかないクリエイティブなジャンプ(飛べる)。この両方を行き来しながら楽しめる人が、これからの時代には求められています。
編集部: 入社後のキャリアについてはどのようにお考えですか?
担当者様: 新卒採用の約8割を占める「オープンコース」では、「統合型マーケター」を目指すために「10年で3職種」を経験するキャリアパスを推奨しています。ビジネスプロデュース(営業)、デジタル、プランニングなど、異なる職種を経験することで、多角的な視点と引き出しを持つプロフェッショナルへと成長してほしいと考えています。
編集部: 最後に、就活生へのメッセージをお願いします。
担当者様: 就活に正解・不正解はありません。お互いを知る場ですから、自分を良く見せようと取り繕うのではなく、ありのままの自分で臨んでください。思い切って素の自分を出してくれた方が、結果的に幸せなマッチングにつながります。自信を持って、ぜひADKの扉を叩いてください。
ADKが目指しているのは、単なる広告ビジネスの枠を超えた「ファンの熱狂」を生み出す企業でした。そして印象的だったのは、選考プロセスそのものを「学生へのギフト」と捉える採用チームの温かさと熱意です。「論理と感性の両方を活かしたい」「自分の『好き』を仕事にしたい」という強いWillを持つ学生にとって、ADKは自らの可能性を最大限に広げられる舞台となるでしょう。