
今回は、IT業界に強い求人メディア「Green」や組織力向上プラットフォーム「Wevox」を展開する株式会社アトラエの新卒採用担当者様にインタビューを行いました。
上場企業でありながら「役職なし」「フラットな組織」を貫き、主体的で熱量の高い チームづくりを行う同社。
「価値観の共感」を重視する独自の採用戦略や、自律的な組織の動き方とは一体どのようなものなのか。
既存の「就活」という枠組みを超え、本質的な「働きがい」と「生き方」を問う、熱いメッセージをお届けします。
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1:アトラエの事業と独自の採用戦略
編集部: 御社のビジネスモデルと独自の戦略について教えてください。
梅津様: 事業としては、IT業界に強い求人メディア「Green(グリーン)」と、組織力向上プラットフォーム「Wevox(ウィボックス)」の2つを主軸に運営しています。
採用戦略の特徴としては、ここ数年、求人を大々的に出して広く認知をとりにいくことはあえて行ってきませんでした。
単に認知を広げるのではなく、私たちのカルチャーや価値観に共感してくれる方と、「深く」接点を持つことを重視してきたからです。
編集部: 多くの人に知ってもらうことより、マッチ度を重視されているのですね。
梅津様: はい。私たちはアトラエのビジョンに共感してくださった方々と密度濃く働きたいと考えています。
そのため、価値観が合いそうな方にスカウトを送るなど、アトラエというチームに本当にマッチする方との出会いを大切にしています。
梅津様: 代表がよく漫画『SLAM DUNK』の湘北高校のようなチームをつくりたいと話しており、
社内はある種「部活」のような雰囲気もあります。 これは単に仲が良いということではありません。
与えられたタスクやミッションのためだけに集まったドライな関係ではなく、「大切な人に誇れる会社であり続ける」というフィロソフィー(経営理念)で繋がり、
チームを勝たせるために本気になれる、少々ウェットな関係性もあるのが特徴です。
編集部: 124名(2025年9月末)の組織で「役職がない」と伺いましたが、どのように動いているのでしょうか?
梅津様: 私たちは「自律分散的な組織」であり、会社を創るメンバーとして全員が責任を持っています。
私たちの組織の動きはよく「サッカー」に例えられています。サッカーではポジション(役割)はありますが、
実際の試合ではボールが選手と選手の間に落ちることがよくありますよね。
その時、「それは自分の担当ポジションじゃない」と見送るのではなく、チームを勝たせるために、
メンバー同士の特徴や戦況を理解した上で、自ら判断してボールを拾いに行きます。
編集部: 指示を待つのではなく、勝利のために自律的に動くのですね。
梅津様: そうです。「君の仕事だからこれをやりなさい」と命令されて動くのではなく、
全員がフィールド全体を見て、主体的に連携して動く。それがアトラエのチームワークです。
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編集部: 入社後のキャリアパスはどのように決まるのでしょうか?
梅津様: 弊社のキャリアパスは「自分で創っていくもの」です。誰かにキャリアを用意されるのを待つのではなく、
チームへの貢献を考え、自ら手を挙げて役割を担っていきます。
スペシャリストとして専門性を深める人もいれば、自分の強みを生かして独自のポジションを築く人もいます。
梅津様: 例えば私自身の例ですが、新卒の内定時はエンジニアとして入社しました。
しかし、インターン時代に「事業開発や組織づくりにも興味がある」と自ら手を挙げ、
入社前から採用戦略の立案や予算策定に関わらせてもらいました。
結果として、エンジニアでもビジネス職でもなく、新卒採用という役割を担っています。
編集部:会社の状況や意志に合わせて、柔軟に役割を変えられるのですね。
梅津様: はい。「人事異動」という一方的な辞令で決まるのではなく、「このプロジェクト、一緒にやらない?」と日常的に声を掛け合い、
自然発生的に役割が決まっていくイメージです。
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編集部: 最後に、就活生へメッセージをお願いします。
梅津様: 就職活動のテクニックや「こうあるべき」という枠組みを、一度忘れてみてほしいです。
自分の人生にとって何が「かっこいい」のか、何に情熱を注げるのか。
そんなピュアな気持ちに立ち返って考えてみてください。
アトラエの社員は、誰もホームページに書いてあるような借り物の言葉では話しません。
みんな自分なりの人生観を持ち、自分の言葉で会社や仕事を語っています。
編集部: 自分の言葉で語れる、というのは魅力的ですね。
アトラエ: 私たちは、一人ひとりが個性的なスタイルを持ちながら、
チームとして強い力を持つ「アーティスト・コレクティブ(芸術家集団)」や
「トッププロのスポーツチーム」のような組織でありたいと思っています。
既存の型にはまるのではなく、自分の人生を全うしたい、熱狂して働きたいという方に、ぜひ来ていただきたいですね。
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編集後記
アトラエ社が目指しているのは、単なる利益追求の集団ではなく、社員全員が「最高の人生」を送るためのチームです。
「サッカー」のように互いをカバーし合い、「アーティスト」のように個性を発揮する。
「役職がないからこそ、全員が当事者として責任を持つ」という同社のスタンスは、
既存の「会社員」という枠に捉われず、本質的な働きがいを求める学生にとって、これ以上ない挑戦の場となるでしょう。