
今回は、「変なホテル」をはじめとするユニークな宿泊事業を展開するHISホテルホールディングス株式会社の松本様にお話を伺いました。なぜロボットを導入したのか、現場主義の組織文化、そして未来を担う学生に求める「夢と目標」について語っていただきました。
編集部: 改めて、御社の事業内容について教えていただけますか?
松本様: 主な事業は宿泊業です。主力ブランドである宿泊特化型施設「変なホテル」をはじめ、リゾートホテルや旅館、カプセルホテル、民泊など幅広く展開しています。
編集部: 「変なホテル」は非常にユニークなコンセプトですが、その背景にはどのような狙いがあるのでしょうか?
松本様: 現在、観光立国を目指す日本では深刻な労働力不足という課題があります。生産年齢人口が減少する中で、インバウンドのお客様を受け入れ続けるには、従来の「人を大量に投入するモデル」では限界があります。そこで私たちは、いかに少ない人数で安定した運営ができるかという点に挑戦し、オートメーション化を進めました。
編集部: 効率化だけでなく、顧客体験としての価値もあるのでしょうか?
松本様: はい。ロボットとの触れ合い自体が、旅行における「非日常」というおもてなし、つまり付加価値にもなっています。
編集部: 組織としての強みや社風について教えてください。
松本様: 「現場主義」が浸透しており、役職者が頻繁に現場へ足を運ぶのが特徴です。現場でスタッフが何に困っているかを直接拾い上げ、スピード感を持って改善につなげています。
編集部: 具体的に現場の声から生まれた変化はありますか?
松本様: 例えば、Webで事前に手続きを済ませられる「エクスプレスチェックイン」の導入や、操作画面(UI)の改善などが挙げられます。特に海外のお客様が操作のどの部分でつまづいているかといった意見を現場から吸い上げ、常に分かりやすさを追求しています。
編集部: 入社後のキャリアパスについて教えてください。
松本様: 新卒の方はまず現場の宿泊部門でビジネスの基本を経験していただきます。その後は副支配人、支配人へと昇進する道もあれば、本部の経理、人事、レベニューマネジメント(料金コントロール)といった専門職へ進むケースもあります。中には海外拠点の支配人に挑戦する者もいます。
編集部: どのような学生と一緒に働きたいとお考えですか?
松本様: 自分の「夢や目標」をしっかり持っている人です。仕事をする中で、壁にぶつかったり失敗したりすることは必ずあります。そんな時でも、目標を見失わずに「次はどうすればいいか」と考え、挑戦し続けられるマインドが大切だと考えています。
編集部: 最後に、就職活動中の学生へメッセージをお願いします。
松本様: 就職活動では内定の有無に一喜一憂しがちですが、大切なのは「10年後、15年後にどんな大人になっていたいか」という自分なりの軸を持つことです。その目標と、弊社のビジョンをすり合わせられる方と一緒に働けるのを楽しみにしています。
編集後記:
労働力不足という社会課題に対し、ロボット活用という革新的なアプローチで挑むHISホテルホールディングス様。効率化を追求しながらも、その根底には「現場の声」を大切にする温かい組織文化がありました。「夢や目標」を持ち、失敗を恐れずに挑戦したいと願う学生にとって、同社は自らのキャリアを切り拓く絶好のフィールドとなるでしょう。