
今回は、発達障害や精神障害のある方の就労支援や教育事業を展開する株式会社Kaien(カイエン)の採用担当者様にお話を伺いました。「福祉」という枠組みを超え、ビジネスの視点で社会課題に挑むKaienがどんな事業を行っているのか、そしてこれからの組織を担う存在としてどんな学生を求めているのか、お伝えします。
編集部: 御社は、福祉業界においてどのような独自の立ち位置を築いているのでしょうか?
社員様: 私たちは、発達・精神障害のある方々の「強み」を活かし、社会や企業を前進させることを目指しています。福祉というと「困っている人を助けてあげる」というイメージが強いかもしれませんが、当社は株式会社としてビジネスの視点を大切にしています。創業者の鈴木自身の子どもの診断に加え、MBA留学中に立ち上げたプロジェクトが起源であり、感情論だけでなく、経済合理性やビジネスの仕組みの中で、利用者の強みが活きる場所を創出している点が大きな特徴です。
編集部: 従来の福祉のイメージとは大きく異なるのですね。
社員様: はい。私たちは「かわいそうだから助ける」のではなく、一人ひとりに適した環境を見つけ、その強みを活かすことで、ご本人が幸せになるだけでなく、受け入れる企業や社会そのものが良くなる未来を描いています。
編集部: どのようなバックグラウンドを持つ社員が活躍しているのでしょうか?
社員様: 当社は「玉石混交」のチームであることが強みです。社員の約9割は中途入社で、元塾講師、アパレル店長、エンジニア、人材紹介、あるいは当事者の保護者など、福祉以外の業界出身者が75%と数多く活躍しています。福祉の専門性だけで固まるのではなく、多様な経験を持つメンバーがチームとなり、変化の激しい就職市場に対応しています。
編集部: 新卒採用において、学生に期待することは何でしょうか?
社員様: これまで中途採用がメインでしたが、今後は若いうちから当社にコミットし、将来のリーダー層となる新卒・第二新卒の採用に注力したいと考えています。当社は非常にフラットな組織で、上から指示を出すのではなく、現場から上がってくる声やアイデアを吸い上げて改善していく文化です。若いエネルギーで現場に飛び込み、変化を恐れずにチャレンジしてほしいですね。
編集部: 具体的にどのような人物像を求めていますか?
採用担当: 最も重視しているのは、当社の理念である「強みを活かす」への深い共感です。支援の領域に「正解」はありません。だからこそ、固定観念にとらわれず、常に学び続け、自分自身も成長し続けられる人を求めています。
編集部: 逆に、ミスマッチとなるのはどのような方でしょうか?
採用担当: 「困っている人をただ助けてあげたい」という一方的な奉仕の精神だけでは、当社のカルチャーとは少し異なるかもしれません。あくまでビジネスとして社会課題を解決し、その先にどのような社会的インパクトを生み出すかという視点を持てるかが重要です。
編集部: 入社後のキャリアパスについて教えてください。
採用担当: 当社には決まったキャリアのレールはありません。年齢や社歴に関係なく、手を挙げれば様々なことに挑戦できる環境です。実際、異業種から転職して1年で月1000万円規模の予算を持つマーケティングチームのリーダーになった20代や、入社1年目でマネジメント業務を任された元医療職の社員もいます。
編集部: 非常にスピード感のある環境なのですね。最後に就活生へメッセージをお願いします。
採用担当: 就職活動のスケジュールや周囲の流れに流されるのではなく、「本当に自分が何をしたいのか」を自分自身と対話してほしいと思います。私自身も新卒で入社しましたが、年齢や社歴に関係なくコミットした人が評価される気持ちの良い環境です。福祉×ビジネスの領域で、既存の枠を超えて挑戦したいという意欲ある方とお会いできるのを楽しみにしています。
Kaien社は、福祉という領域に「ビジネス」と「強み」という視点を持ち込み、社会に変革をもたらそうとしています。「誰かの役に立ちたい」という想いを、より大きな社会的インパクトへと昇華させたい学生にとって、自らのキャリアを主体的に切り拓ける最適なフィールドと言えるでしょう。