
今回は、「体組成計」や「タニタ食堂」で知られる株式会社タニタの採用リーダー・中西様にお話を伺いました。
知名度あるブランドの裏側にある「挑戦する風土」や、独自の働き方改革、そしてこれからのタニタが求める人物像についてお伝えします。
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編集部: 一般的にタニタ様というと体重計のイメージが強いですが、改めてどのような事業を展開されているのでしょうか?
中西様: 私たちは単なる計測機器メーカーではなく、「健康総合企業」を標ぼうしています。
確かに体組成計や血圧計といった「からだをはかる」機器の製造・販売がメイン事業ですが、それだけではありません。
「タニタ食堂」といった飲食業や、「タニタフィッツミー」というフィットネス事業など、計測のその先にある生活習慣を変えて「健康をつくる」サービスも展開しています。
編集部: 独自のビジネスモデルについて教えてください。
中西様: 私たちが提唱しているのは「健康サイクル」です。からだを「はかる」ことで現状が「わかる」。そこから改善点に「きづく」。
そして食事や運動などを通じて行動が「かわる」。このサイクルを回すための機器やサービスを提供し、トータルサポートを行っている点が、他社にはない私たちの強みです。
編集部: 今後、どのような領域に注力されていくのでしょうか?
中西様: 「デジタル」や「グローバル」の進展や「高齢化」のような社会課題など、
世の中の動きに対応していくことはもちろんですが、「健康」と「何か」をコラボレーションさせて、新しい価値を生み出すことに力を入れています。
例えば、アニメやゲームなどのエンタメと健康を掛け合わせるなど、「好き」を起点にした健康への接点づくりもその一つです。
タニタがまだ手掛けていない領域での組み合わせには大きなポテンシャルがあります。
これまでタニタでは「体脂肪率」や「筋質点数」など新たな健康指標を開発し商品に組み入れてきました。
こうした健康に直接関連することはもちろん、一見健康と関係がないことでも、学生の皆さんが学んでいることや、
趣味・得意なことなど健康と結びつけ、新しい価値や事業が生まれることを期待しています。
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編集部: 社内の雰囲気はどのようなものでしょうか?
中西様:企業名は知っていただいていますが、実は社員数は200名未満の中小企業で、少数精鋭です。
社員一人ひとりの主体性が尊重され、新しいことにチャレンジできる風土があります。
編集部: 実際に若手のアイデアが形になった事例はありますか?
中西様: たくさんあります。例えば、飲食店の現場観察から生まれた「くるっとシリコーンタイマー」は、当時入社3年目ほどの社員のアイデアから生まれました。
汚れがつかないようにタイマーにラップを巻いて使っている厨房現場を見て、ラップを本体にピタッと装着できる形状すればいいのではないかと提案し、商品化しました。
また、勉強の効率を高めることを目的に開発した「学習用タイマー」も、若手社員自らの受験勉強の経験から生まれました。
編集部: どのような学生を求めていますか?
中西様: マインド面では「主体性」や「積極性」を重視しています。
自身の役割として目の前の業務をこなすことに加えて、「もっとこうすれば良くなる」「こんな商品があったらいい」と自ら提案し、
積極的に人と交流を図りながら動いたり、業務そのものを楽しみながら改善したりできる方が活躍しています。
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編集部: 入社後のキャリア形成について教えてください。
中西様: 基本的には総合職として採用し、適性を見て配属しています。
初期配属は本人の希望やこれまでの経験、その他の適性等を見て総合的に判断します。
その部門で経験を積む中で、社内公募制度を使って希望する部署に異動することも可能です。
また、「日本活性化プロジェクト」という独自の仕組みもあります。
編集部: 具体的にはどのような内容でしょうか?
中西様: 希望する社員が退職して個人事業主として独立し、雇用契約から業務委託契約に切り替えて働くという選択肢です。
これまで行っていたタニタの仕事を継続して安定的に報酬を得られ、追加で業務を行うことで手取り収入が増加したり、
副業や他社の仕事も自由にできるようになったりします。2017年の開始から延べ40名以上がこの働き方を選んでおり、キャリアの幅を大きく広げています。
編集部: 最後に、学生へのメッセージをお願いします。
中西様: タニタの企業スローガンは「Healthy Habits for Happiness」です。
健康はあくまで手段であり、その先にある「幸せ」のために私たちは活動しています。
就活も同じで、どうすれば自分が幸せに働けるかを考えてほしいですね。
タニタには、強いブランド力と技術力を持ちながら、ベンチャー企業のように若手が裁量を持って挑戦できる環境があります。
自分の「好き」と「健康」を掛け合わせて何か新しいものをつくってみたい、世の中の変化をリードしていきたい、、という方と是非一緒に働きたいです。
みなさんのエントリーをお待ちしています。
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編集後記:
タニタ社は、単なる「体重計の会社」ではありませんでした。
そこにあったのは、少数精鋭だからこそ若手が打席に立てる環境と、社員から個人事業主への転換すら支援する革新的なキャリア観です。
「健康」という普遍的なテーマを軸に、自分のアイデアを形にしたい、自らの手で事業を動かしたいという強いWillを持つ学生にとって、タニタは最高のフィールドになるはずです。