はじめに|秋冬インターンも全然通らない。サイレントお祈りばかりで、やる気が出ない
「サマーで落ちたから、秋冬こそと思って出したのに、また通らない…」
「お祈りメールすら来ない会社ばかり。待っている間に、どんどんやる気がなくなっていく」
「周りは早期選考の話をしているのに、自分だけ何も決まっていない気がする」
冬インターンの結果が出そろってくる大学3年生・修士1年生の秋〜冬に、よく聞く悩みです。
結論から言うと、冬インターンが通らない原因は「能力が足りない」ではなく、「どこで落ちているかを見ないまま、サマーと同じやり方で出し続けていること」であることが多いです。まずは応募した会社を数えて、落ちている段階を1つに絞りましょう。直すところが1つ見つかれば、やる気も戻ってきやすくなります。
・まず「応募 → ES → Webテスト → 面接・GD」のどこで一番落ちているかを数える
・冬インターンは本選考に近い位置づけの会社も多く、選考が厳しくなりやすいと言われる。人気企業だけに出していると通りにくい
・サマーのESの使い回し、Webテストの後回し、締切直前のまとめ出しは、秋冬で落ちる典型
・サイレントお祈りは「結果予定日+2週間」で区切って、次に進む
・インターンに通らなくても、本選考は受けられる。ここからの動き方で巻き返す余地は十分ある
この記事では、落ちている段階の見つけ方、秋冬インターンが通らない原因と直し方、サイレントお祈りが続くときの考え方、やる気が落ちたときの立て直し方、ここから本選考までの動き方を紹介します。
サマーインターンに落ちたESを書き直す方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。この記事は、書き直して秋冬に出したのに「それでも通らない」段階の人に向けて書いています。
まずは「どこで落ちているか」を数える
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最初にやるのは、これまで応募した会社を書き出して、どの段階で何社落ちたかを数えることです。
「全然通らない」と感じているときは、全部の段階でダメだったように思えてしまいます。でも数えてみると、落ちている段階が偏っていることがよくあります。ESでほとんど落ちている人と、面接まで行って落ちている人では、直すところがまったく違います。
スマホのメモやスプレッドシートに、次の項目で書き出してみてください。
- 会社名と、インターンの日数(1日・数日・1週間以上など)
- 応募した日と締切日
- どこまで進んだか(ES/Webテスト/GD/面接)
- 結果(通過・不合格・連絡なし)
書き出したら、次のように見ていきます。
- ESの段階で半分以上落ちている
→ ESの中身か、応募先の選び方に原因がある可能性が高い - ESは通るのに、Webテストで落ちている
→ 中身ではなく点数の問題。対策の時間を確保すれば変わりやすい - 面接・GDまで進んで落ちている
→ 書類の段階では評価されている。話し方や答えの組み立てを見直す - 「連絡なし」が多い
→ 落ちたのか、まだ結果が出ていないのかが分からない状態。後の章の「区切り方」で整理する
やることは、一番多く落ちている段階を1つだけ選ぶことです。全部を一度に直そうとすると、どれも中途半端になってしまいます。
秋冬インターンが通らない5つの原因と直し方
秋冬インターンで落ち続ける人に多いのは、次の5つです。自分が落ちている段階に合うものから見てください。
冬のインターンは、本選考を意識した内容の会社も多く、選考が厳しくなりやすいと言われます。外資系などでは、冬のインターンが本選考に直結していることもあると言われます。サマーのときと同じやり方のままでは、通りにくいと考えておきましょう。
原因1:人気企業だけに応募している(ESで落ちる)
誰もが知っている大手企業のインターンは、応募が集中して倍率が高くなりがちです。応募先がそういう会社だけだと、ESの出来がよくても通らないことがあります。
- ✕ 就活サイトのランキング上位の会社だけに出している
- ○ 志望業界の中で、知名度は高くなくても同じ仕事ができる会社を混ぜる。選考なしで参加できる1日のインターンも組み合わせる
原因2:サマーのESをそのまま使っている(ESで落ちる)
サマーで書いたESを会社名だけ変えて出していると、冬インターンで求められる「なぜこの会社か」に答えきれていないことがあります。
- ✕ 「御社のインターンを通して、業界理解を深めたいと考えました」(どの会社にも出せる文)
- ○ 「◯◯の説明会で、◯◯という仕事があると知りました。インターンの◯◯のワークで、その仕事の進め方を体験したいと考えています」(その会社のこのインターンでしか言えない文)
原因3:Webテストの対策を後回しにしている(Webテストで落ちる)
ESに時間をかけるあまり、Webテストをぶっつけ本番で受けている人は少なくありません。冬は応募が多い分、テストで足切りをする会社もあると言われます。
- ✕ 受検の案内が来てから初めて問題を見る
- ○ 問題集を1冊決めて、毎日30分だけでも解く。苦手な分野(推論・図表など)を先に潰す
原因4:締切直前にまとめて出している(全段階に影響)
締切前の数日で何社分もまとめて書くと、1社あたりの調べる時間が足りず、ESが浅くなります。早めに締め切る会社や、先着で枠が埋まる会社を逃すこともあります。
- ✕ 締切日の夜に3社分を一気に書く
- ○ 締切の1週間前を自分の締切にする。週ごとに「今週出す会社」を決めて、1社ずつ仕上げる
原因5:「なぜこのインターンか」に面接で答えられない(面接・GDで落ちる)
ESは通るのに面接で落ちる人は、ESに書いたことを深掘りされたときに詰まっていることが多いです。
- ✕ ESに書いた文章をそのまま話し、「それはなぜ?」と聞かれて言葉が出ない
- ○ ESの1つの文につき「なぜ?」を2回自分で聞いて、答えを用意しておく。声に出して、1分で話せるか試す
ESの組み立て方を見直したいときは、人事がESのどこを見ているかと、ガクチカ・自己PR・志望動機の書き方の型をまとめた特典を使ってください。書き込みながら、冬に出すESを作り直せます。
サイレントお祈りが続くときの考え方
結果の連絡が来ない会社は、「結果予定日から2週間」を目安に、自分の中で区切りをつけて次に進みましょう。
インターンの選考では、通過した人にだけ連絡をして、そうでない人には連絡をしない会社もあります。応募者が多いインターンほど、一人ひとりに不合格の連絡を送らないことは珍しくないと言われます。連絡が来ないこと自体に、「あなたの評価がとくに低かった」という意味があるわけではありません。
ただ、結果が分からないまま待つ時間は、気持ちを一番すり減らします。次のように、自分でルールを決めておきましょう。
- 結果の予定日が書かれている会社
→ 予定日を過ぎたら、マイページとメール(迷惑メールフォルダも)を確認する。結果がマイページにだけ表示される会社もある - 予定日から2週間たっても何もない会社
→ 自分の中では「今回は見送り」として扱い、記録の表に書き込んで次に進む - どうしても気になる会社
→ 「選考結果のご連絡時期を教えていただけますか」と、時期だけを問い合わせる。合否は聞かない
ポイントは、「連絡なし」を「保留」のまま積み上げないことです。保留が増えるほど、「全部ダメだったのかも」という不安だけが大きくなります。区切った会社でも、後から通過の連絡が来ることはあるので、そのときは素直に喜べばいいのです。
やる気が落ちたときの立て直し方
やる気が落ちたときは、応募の数を増やすより、「1週間で1つだけ直す」小さな目標に切り替えましょう。
落ち続けているときに「もっと応募しなきゃ」と数を増やすと、1社ごとの準備が薄くなって、また落ちるという悪い循環に入りやすくなります。やる気は、「直したところが通用した」という小さな手応えで戻ってくることが多いです。
- ✕ 気持ちが落ちたときにやりがちなこと
SNSで同級生の「早期選考決まった」を見続ける
落ちた会社のことを何日も考え続ける
焦って、興味のない会社にもまとめて応募する - ○ 立て直しにつながること
1週間の目標を「ESの志望動機を1社分書き直す」「Webテストを毎日30分」など、1つに絞る
選考なしで参加できる1日のインターンや説明会に出て、社員の話を聞く(そこから説明会や次のイベントの案内が届くこともある)
大学のキャリアセンターや先輩に、ESを1枚だけ見てもらう
就活をしない日を週に1日つくる
「インターンに行けていない自分は、もう遅れている」と思うかもしれません。でも、インターンに参加したかどうかと、最終的に納得できる会社から内定をもらえるかどうかは、イコールではありません。今やることは、次に出す1社のために、直すところを1つ直すことです。
ここから本選考までの動き方
冬インターンに通らなくても、本選考は受けられます。ここからは「残っているチャンスを拾う」と「本選考の準備を前倒しする」を並行して進めましょう。
インターンに参加した学生を優遇する会社があるのは事実です。ただ、インターンに参加していない学生にも本選考の門は開いていますし、インターンの選考に落ちたことが本選考に影響することは多くないと言われます。
- まだ締切が来ていない冬インターンに出す
年明けに締め切る会社や、2月ごろに開催する会社もある。この記事の原因1〜5を直したうえで出す - 選考なしの1日のインターン・説明会に出る
業界や会社の理解が深まり、本選考のESや志望動機の材料になる。参加者に次のイベントの案内を出す会社もある - 本選考のESを前倒しで作る
冬に書いたESは、そのまま本選考の下書きになる。落ちたESこそ、書き直す価値がある - 面接の練習を始めておく
キャリアセンターの模擬面接などで、本番の前に声に出して答える機会をつくる
インターンから早期選考に呼ばれるために人事が見ているポイントは、こちらの記事で元採用責任者の方が解説しています。これから参加するインターンで意識しておくと役に立ちます。
まとめ|数えて、1つ直して、区切って次へ
冬インターンが通らないときは、まずどの段階で落ちているかを数え、一番多い段階の原因を1つだけ直しましょう。
人気企業だけに出していないか、サマーのESを使い回していないか、Webテストを後回しにしていないか、締切直前にまとめて出していないか、面接で「なぜ?」に答えられるか。サイレントお祈りは結果予定日から2週間で区切り、保留を積み上げない。やる気が落ちたら、1週間に1つだけ直す小さな目標に切り替える。インターンに通らなくても、本選考は受けられます。
ESから直したい人は、人事が見ているポイントと書き方の型を、書き込みながら確かめられる特典を使ってください。
冬インターンが通らないときによくある質問(FAQ)
Q1. インターンに落ちたら、本選考も落ちますか?
A. そうとは限りません。インターンの選考に落ちたことが本選考に影響することは多くないと言われます。ただし、落ちた原因を直さないまま本選考を受けると、同じところでつまずく可能性があります。インターンで落ちた経験は、本選考の前に直すところを見つける材料にしましょう。
Q2. 冬インターンには何社くらい応募すればいいですか?
A. 決まった数はありません。数を増やすより、1社ずつ準備できる数に絞るほうが通過しやすくなります。人気企業だけでなく、志望業界の中で同じ仕事ができる会社や、選考なしで参加できる1日のインターンも組み合わせましょう。
Q3. 結果の連絡が来ない会社に、問い合わせてもいいですか?
A. 結果の予定日を過ぎていれば、問い合わせても大丈夫です。その場合は「合否を教えてください」ではなく、「選考結果のご連絡時期を教えていただけますか」と時期を聞きましょう。問い合わせる前に、マイページや迷惑メールフォルダも確認してください。
Q4. サマーで落ちた会社の冬インターンに、また応募できますか?
A. 応募できる会社もありますが、会社によって違います。募集要項で確かめましょう。応募するなら、サマーのESをそのまま出さず、その後に調べたことや経験したことを入れて書き直すことが大切です。
Q5. インターンに1つも参加できないまま、本選考を迎えても大丈夫ですか?
A. 本選考は受けられます。インターン参加者を優遇する会社はありますが、参加していない学生にも本選考の機会はあります。インターンに使うはずだった時間を、ESの作り直しや面接の練習、説明会への参加に使えば、本選考で十分に巻き返せる可能性があります。
