「自己分析にストレングス・ファインダーがいいと聞いたけど、有料だから迷う」
「受けてはみたものの、結果をESにどう活かせばいいか分からない」
自己分析を始めた大学3年生から、よく聞く悩みです。
結論から言うと、ストレングス・ファインダーを正規に受けると4,000円〜1万円ほどかかりますが、就活生なら無料で受けられる場があります。そして、受けただけでは自己PRにはなりません。結果を「自分の経験」と「入社後の活かし方」につなげて、はじめて使える材料になります。
・ストレングス・ファインダーは、177問に答えて34の資質から自分の強みが分かる診断(所要約1時間)
・公式に受けると、上位5つで4,318円、34資質すべてで9,715円(2026年10月時点)
・28卒なら、診断つきの就活イベント(28卒限定)に参加すると無料で受けられる
・結果は「資質 → 自分の経験 → 入社後の活かし方」の3ステップで自己PRにする
この記事では、ストレングス・ファインダーの中身、料金と受け方、就活生が無料で受ける方法、結果を自己PRに変える3ステップ、結果がしっくりこないときの直し方までを紹介します。
ストレングス・ファインダーとは|34の資質から「自分の強み」が分かる診断
ストレングス・ファインダーは、177問の質問に答えると、34ある資質(才能のパターン)の中から自分の強みが順位つきで分かる診断です。
アメリカのギャラップ社が提供していて、正式名称は「クリフトンストレングス」といいます。弱みを直すのではなく、もともと持っている考え方や行動のクセを「強み」として言葉にするのが特徴です。自己分析で「自分の長所が分からない」と止まっている人にとって、考えるきっかけになる言葉がもらえます。
34の資質は、次の4つの領域に分かれています。
領域 | どんな強みか | 資質の例 |
実行力 | 決めたことを最後までやり切る | 達成欲、責任感、規律性 |
影響力 | 周りに考えを伝えて巻き込む | 活発性、コミュニケーション、社交性 |
人間関係構築力 | 人とのつながりを大事にし、チームをまとめる | 共感性、調和性、成長促進 |
戦略的思考力 | 情報を集めて考え、先を読む | 学習欲、分析思考、未来志向 |
34資質すべてを領域ごとに並べると、次のようになります(ジェイック社の資料をもとに編集部で作成)。
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たとえば上位に「学習欲」がある人は、新しいことを知る過程そのものにやる気が出るタイプです。「なぜ自分はあのとき頑張れたのか」を説明する言葉として使えるので、ガクチカや自己PRの軸を探すときに役立ちます。
ストレングス・ファインダーの料金と受け方|公式は有料
公式に受ける方法はどれも有料です。いちばん安いのは、上位5つの資質が分かるコースで4,318円です。
ギャラップ社の日本語ページでは、次の受け方が案内されています(価格は2026年10月時点。変わることがあります)。
受け方 | 料金 | 分かること・注意点 |
公式サイトで上位5資質 | 4,318円 | 上位5つの資質と解説 |
公式サイトで34資質すべて | 9,715円 | 34資質すべての順位と解説 |
書籍についているコード | 書籍代 | 『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版』などにアクセスコードがついている。コードは1回しか使えないので、中古本だと使用済みのことがある |
無料の自己分析ツール(性格診断や適性診断)もたくさんありますが、それらはストレングス・ファインダーとは別物です。「34資質のどれが上位か」という結果がほしいなら、公式に受けるか、次の章の方法で受けるしかありません。
迷ったときは、次のように考えると決めやすいです。
とりあえず強みの言葉がほしい → 上位5資質で十分。自己PRで使うのも、ほとんどが上位の資質です
弱みや苦手な場面まで知りたい → 34資質すべて。下位の資質は「苦手な環境」を考える材料になります
お金をかけずに受けたい → 次の章の就活イベントで受ける
就活生がストレングス・ファインダーを無料で受ける方法
就活生なら、ストレングス・ファインダーの受検がセットになった就活イベントに参加すると、本来有料の診断を無料で受けられます。
人材会社のジェイックが開いている【28卒限定】のイベント「ストキャリ」では、参加者全員がストレングス・ファインダーを無料で受けられます。診断を受けて終わりではなく、結果をもとに自己PRを作り、グループディスカッションの練習をして、企業の人事と話すところまで1日で回せるのが特徴です。
当日の内容
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自己分析:ストレングス・ファインダーの結果を読み解き、自分の強みを活かした自己PRの作り方を学ぶ。ESにもそのまま使える
グループディスカッション:選考で出てくるGDを本番前に練習できる。チームごとにフィードバックももらえる
企業人事との座談会:いろいろな業界の人事と話して、業界研究や面接対策ができる
スカウト:企業から評価された人は、その場で特別な選考の案内をもらえることもある
参加すると、資質の活かし方をまとめたレポートももらえます。
日程・会場
11月19日(木) 13:00〜17:30 | ワテラスコモンホール(ワテラスコモン3F)/新御茶ノ水駅・淡路町駅から徒歩約2分 |
対象は28卒限定で、全大学・全学部の人が参加できます。12月にも東京・大阪で開催が予定されています。最新の日程は予約ページで確認してください。
参加までの流れ
予約ページからイベントの日程を予約する
ストレングス・ファインダーの受検URLが届くので、イベントの前に受検する
事前の面談(オンラインか電話)を受ける
当日、会場で参加する
・受検していないと当日参加できません。受検には約1時間かかるので、予約したら早めに済ませておきましょう
・15分以上遅刻すると入室できません。途中退席も原則できないので、1日空けて参加してください
ストレングス・ファインダーの結果を自己PRに変える3ステップ
結果は、「資質を選ぶ → その資質が出た経験を書く → 入社後にどう活かすかを書く」の3ステップで自己PRにします。
「受けたけど活かし方が分からない」という人は、資質の名前や解説文をそのまま書こうとして止まっていることが多いです。面接官が知りたいのは診断結果ではなく、あなたが実際にどう動いた人なのかです。資質は、その経験を説明するための言葉として使います。
ステップ1:上位5つから、経験を思い出せる資質を1つ選ぶ
上位5つを眺めて、「これはたしかに自分だ」と思える場面がすぐ浮かぶ資質を選びます。1位である必要はありません。
ステップ2:その資質が出た経験を、具体的な場面で書く
いつ・どこで・何をしたかを、数字や周りの反応も入れて書きます。
ステップ3:入社後にどう活かすかを書く
その強みが、志望する仕事のどんな場面で役に立つかを1文で添えます。
上位に「学習欲」があった人の例です。
私の強みは学習欲です。ストレングス・ファインダーでも1位でした。新しいことを学ぶのが好きで、常に成長し続けることができます。
私の強みは、知らない分野でも自分から学んで追いつけることです。飲食店のアルバイトでワインの注文が増えたとき、店長に頼んで勉強会を開いてもらい、2か月で産地と味の違いを説明できるようになりました。おすすめを聞かれる回数が増え、ワインの売上は前の月の1.5倍になりました。御社でも、担当する商材を自分から学び、お客様に説明できる営業になりたいと考えています。
NG例は資質名と解説をなぞっているだけなので、ほかの人と区別がつきません。OK例は「学習欲」という言葉を使っていませんが、資質を手がかりに見つけた経験が書かれているので、その人らしさが伝わります。
しゅんダイアリーの動画でも、強みは深く考えすぎず「こじつけ」でいいと話しています。診断結果をどこまで使えばいいか迷ったら、あわせて見てみてください。
結果が「しっくりこない」ときの直し方
結果がしっくりこないときは、上位の資質を友達など3人に見せて、「当たっている」と言われたものだけを使いましょう。
診断は自分の回答から出るので、「こうありたい自分」で答えてしまうと、実感とずれた結果になることがあります。自分では気づいていない強みは、周りのほうがよく見ています。
上位5つの資質名と、短い解説を友達・家族・バイト先の先輩など3人に見せる
「どれが一番当たっている?」「それを感じたのはどんなとき?」と聞く
2人以上が当たっていると言った資質を、自己PRの軸にする。そのとき聞いた場面が、そのままエピソードの候補になる
たとえば自分では「責任感」がピンとこなくても、周りから「シフトに穴があいたとき、いつも代わりに入ってたよね」と言われれば、それがそのまま自己PRの材料です。診断の結果は答えではなく、周りに聞くためのきっかけくらいに考えると使いやすくなります。
4つの領域別|合説や座談会でする質問の作り方
診断結果は、企業選びの質問にも使えます。自分の上位資質が多い領域に合わせて、「その強みが活きる職場か」を確かめる質問をしましょう。
合説や座談会で「何を聞けばいいか分からない」となるのは、自分が何を確かめたいかが決まっていないからです。強みが分かっていれば、聞くことも決まります。
上位が多い領域 | 確かめたいこと | 質問の例 |
実行力 | 成果がはっきり見えるか | 「1年目の社員は、何を目標に追いかけていますか」 |
影響力 | 若手でも意見を出せるか | 「若手の提案で変わったことがあれば教えてください」 |
人間関係構築力 | チームで進める仕事か | 「1つの仕事を何人くらいで進めることが多いですか」 |
戦略的思考力 | 考える時間がとれるか | 「企画や分析に関わるのは、入社何年目くらいからですか」 |
答えを聞いて「自分の強みが活きそうだ」と思えたら、その理由がそのまま志望動機の材料になります。
強みが分かったら、合説で試してみよう
この質問を実際に試すなら、自己分析のセミナーと合同説明会がセットになったイベントが合います。
12月5日(土)に渋谷で開かれる【28卒限定】の「ストキャリFes」は、前半のセミナーで「好きなこと」から強みを言葉にして、後半の合説で厳選された12社を回るイベントです。同じ業界の企業は2社までなので、上の表の質問を業界ごとにぶつけて比べられます。参加無料・私服OK・入退場自由です。
回り方のコツは、こちらの記事にまとめています。
よくある質問
上位5つだけで就活には足りる?
足ります。自己PRや面接で使うのは、ほとんどが上位の資質です。34資質すべては、苦手な環境まで知りたい人向けです。
ESや面接で、資質の名前をそのまま書いてもいい?
書いても問題はありませんが、資質名だけでは伝わりません。「学習欲」のような言葉は、自分の経験を説明する補足として使い、主役はエピソードにしましょう。
何回でも受けられる?
受けるたびに新しいコードや料金が必要です。就活では、1回受けた結果を周りの意見と合わせてじっくり使うほうが役に立ちます。
大学3年生の、いつ受けるのがいい?
ESを書き始める前がおすすめです。自己PRやガクチカの軸が決まっていると、ESも面接の準備も進めやすくなります。秋から冬にかけて自己分析をやり直したい人にも合います。
まとめ
ストレングス・ファインダーは、34の資質から自分の強みを言葉にできる診断です。公式に受けると4,318円〜9,715円かかりますが、28卒なら、診断つきの就活イベント(28卒限定)に参加すると無料で受けられます。
結果は、資質を手がかりに経験を思い出し、入社後の活かし方までつなげてはじめて自己PRになります。しっくりこないときは、周りの人に聞いて使う資質を選びましょう。強みが言葉になったら、合説や座談会で「その強みが活きる職場か」を確かめてみてください。




