「まだ1社も内定がない」——27卒の春、同級生のSNSに「内定」の文字が並ぶほど、NNT(内定ゼロ)の焦りは膨らみます。ですが、元楽天人事・現コテラス代表の山永航太さんと就活のプロトイアンナさんは口を揃えて「勝負はこれからで十分間に合う」と言い切ります。
今回のしゅんダイアリーの動画は、ES/1次/2次/最終面接で"落ちる原因と対策"をフェーズ別に解剖する超実用回。通らない理由は実はパターン化しており、手を打てば挽回できます。27卒NNTの人はもちろん、28卒の先取り対策にも効く内容を、即日使えるレベルまで噛み砕いて解説します。
NNTでも焦らなくていい理由——選考は今が本番フェーズ
27卒の3月時点で約5割が「まだ内定ゼロ」というデータもあり、NNTは珍しくありません。山永さんは「動いた人から順に内定が出る構造で、遅いから劣っているわけではない」と指摘。早期化した就活では、夏からスタートした層が早く決まるのは自然な流れに過ぎません。
一方で、5月・6月になっても他社の選考が一切ないと「リスクヘッジできない学生かも」と見られるリスクは高まります。複数社を同時並行で進める姿勢を今から取り戻すことが、NNT脱出の最短ルートです。
ESで落ちる4つの原因——文字数・丁寧さ・AI依存・会社別チューニング
山永さんが挙げたESで落ちる代表パターンは以下の4つです。
📌 ESが通らない4大パターン
文字数が足りない:指定文字数の最低7割は必ず埋める(400字枠で200字台はほぼアウト)
誤字脱字が多い:書いた直後は気づけない。一晩寝かせてから見直すのが鉄則
AI丸出し文章:人事は瞬時に見抜く。AIは下書きに使い、必ず自分の言葉で書き直す
相手の会社に合わせていない:同じESを全社に送らず、強調性型・外交性型の2テンプレを用意して会社ごとに差し替える
特に見落とされがちなのが「会社ごとのチューニング」。トイさんは志望動機以外のESを「外交性テンプレ」と「強調性テンプレ」の2パターンで準備していたと明かします。リーダーシップを強調する会社もあれば、チームワーク重視の会社もある——それに合わせて主語を変えるだけで通過率は大きく変わります。
📌 会社のヒントは"個人投資家向け資料"に落ちている
志望企業の公式サイトから「個人投資家の皆様へ」ページを探す
そこにあるPDF資料(有価証券報告書の平易版)をダウンロード
自分のESと一緒にChatGPTに読ませ、「この会社を受けるならこのESは何点?」と採点させる
出てきたギャップを埋める作業をするだけで、志望動機の解像度が一段上がる
1次面接で落ちる原因——第一印象と"会話できるか"がすべて
山永さんによれば、1次面接は大抵「10項目のうち2〜3個を集中的に見る」構造化面接の入り口。落ちる原因は主に3つです。
📌 1次面接の落ちるパターン
ファーストインプレッション不足:元気さ、声の通り、会社カラーとの合致
服装・身だしなみ:対面が減った今、シワシワのスーツやカジュアルすぎるジャケットで事故る学生が増加中
伝えたい情報を詰め込みすぎ:1次は"会話"の場。話す量より往復を意識する
意外な盲点が「匂い」。面接前に匂いの強いものを食べると笑いを誘発してしまうので要注意。リクルートスーツで迷ったら洋服の青山などで一式揃えれば安全と山永さんも補足しています。
2次面接で落ちる原因——"Kill Yourself Before Being Killed"
2次面接は深掘りフェーズ。落ちる代表パターンは「表面的な回答」と「意外な質問に対応できない」そして「能力不足」の3つです。
トイさんが上司からもらったという言葉が強烈です。
AIに「あなたは圧迫面接官です。このESに突っ込む質問を全部並べてください」と依頼すれば、鬼のような突っ込みリストが返ってきます。それを全部潰しておけば、本番の深掘りは怖くありません。
📌 意外な質問は2パターンしかない
再現性チェック:「小学校〜中学校でも同じようなことをしていた?」と聞かれるので、幼少期からの一貫性エピソードを用意
挫折耐性チェック:優秀層ほど「耐えられるのか」を見られる。挫折経験のストックを複数用意
📌 能力不足を突破する"仮説検証型"アピール
山永さんが大企業で評価される学生の共通点として挙げたのは「仮説を立ててから行動し、検証・改善できること」。PDCAの"D"から入る学生が多い中、Pに必ず立ち戻るだけで能力評価は跳ね上がります。
タイミーのバイトに入る前に「ピークタイムだから事前にマニュアルを送ってもらおう」
キャリアプランを聞かれたら「5年後にこうなる仮説」を先に提示する
日常の「今日の夕飯は何?」レベルでも仮説立て癖をつける
最終面接で落ちる原因——"物語"を語れていますか?
最終面接は役員・社長クラスが出てくる場。彼らと対等に渡り合える数少ない武器が「熱量」です。ここで落ちる人の特徴は次の通り。
📌 最終面接で落ちる3パターン
熱量・言語化不足:志望度の重さが役員の人生経験に釣り合わない
活躍イメージが湧かない:5年10年スパンで成長していく姿が見えない
他社との差別化が"金太郎飴":同業他社と比較してなぜ御社なのかを自分の言葉で語れない
トイさんが示した突破法が秀逸です——「最終面接では物語を語れ」。
ネガ質問が飛んできたら危険信号——理由つきで切り返す
「希望部署に行けなかったら?」「転勤は大丈夫?」「残業が多いけど平気?」——これらが飛んできたら、面接官は「この子、早期離職しそう」と感じているサインです。
ここで「大丈夫です」と答えるだけでは信頼度ゼロ。必ず自分の人生エピソードで理由をつけて答えます。
転勤:「家族の転勤が多く、新しい環境に適応するのが得意です」
部署希望外:「御社のビジョン達成のために経理で何ができるかを考えるだけです」
残業:「深夜まで集中する作業環境のほうが成果が出やすいタイプです」
NNT27卒が今日からやるべき"全部やる"リスト
山永さん・トイさんの結論はシンプル——「全部やる、覚悟を決める、時間を取る」。
📌 今日から着手する優先アクション
しゅんダイアリーの過去動画を全部見る(無料でインプット最大化)
ES添削をAI(ES添削先生)+人間の両輪で回す
AI模擬面接を毎日1回、生身の年上との会話機会も最低週1
同業他社3〜5社の個人投資家資料を全部読む
進んでいる友達の話を聞いてモチベを上げる
バイトを一時停止し、図書館・親預けなど"物理的に逃げられない環境"を作る
「全部やる」と決めた瞬間から焦りは消え、丁寧に1つずつ積み上げるフェーズに入れます。NNTは劣っているのではなく、スタートラインに戻っただけ。ここから20社エントリーして、内定への最短ルートを走り抜けてください。
