11月なのに内定がない…友達は内定式で焦る大学4年へ|国の調査で見る「まだ動ける」根拠と今月からの動き方
内定,就活生の悩み・本音

11月なのに内定がない…友達は内定式で焦る大学4年へ|国の調査で見る「まだ動ける」根拠と今月からの動き方

しゅんダイアリー編集部

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目次

はじめに|友達は内定式。自分だけまだ内定がない11月

「友達はもう内定式に行ってて、懇親会の写真まで上がってる。自分だけまだ内定がない…」
「11月に内定ゼロって、もう手遅れなのかな。何から動けばいいのか分からない…」
内定式のシーズンが過ぎた大学4年生(修士2年生)から、よく届く悩みです。

結論から言うと、11月の時点で内定がない人は、あなたが思っているよりずっと多くいます。そして卒業までに就職先が決まる人も多いです。いま大事なのは、周りと比べて落ち込むことではなく、「どこで落ちているか」を切り分けて、この時期に受けられる企業へ動き直すことです。

国の調査では、就職を希望する大学生のうち、10月1日の時点で約4人に1人、12月1日の時点でも約6〜7人に1人が、まだ内定を持っていません。それでも卒業する4月1日の時点では、就職を希望した大学生の98.0%が就職しています。11月は「終わった時期」ではなく、「まだ動ける時期」です。

💡この記事の結論
・11月に内定がない人は少なくない。国の調査では12月1日時点でも、就職を希望する大学生の約15%がまだ内定を持っていない
・周りが全員決まったように見えるのは、決まった人の話ほど目に入りやすいから。比べる相手を「友達」から「数字と昨日の自分」に変える
・まずは「ES・Webテスト・一次面接・最終面接」のどこで落ちているかを切り分ける。直すのはそこだけでいい
・受ける先は、通年採用・欠員補充の企業、大学のキャリアセンター、新卒応援ハローワークなどから探す
・面接で「なぜこの時期に?」と聞かれたら、事実→学び→いまの志望の順で答える

この記事では、11月に内定がない人がどれくらいいるのかを国の調査で確かめたうえで、焦ったときにやめたいこと、この時期から受けられる企業の探し方、落ちる原因の切り分け方、面接でよく聞かれる「なぜこの時期に就活しているの?」への答え方、11月〜3月の動き方まで、順番に紹介します。

内定式の後に狙いやすい企業(BtoB企業など)の話は、内定ゼロから優良企業の内定を取るための進め方(トイアンナさんインタビュー)で詳しく紹介しています。この記事は「11月の時点で、周りと比べて焦っている」場面に絞って書いています。


11月に内定がないのは、どれくらい珍しいこと?

11月に内定がないのは、珍しいことではありません。国の調査を見ると、秋から冬にかけても内定を持っていない大学生は一定数いて、そこから卒業までに決まっていく人が多いことが分かります。

文部科学省と厚生労働省は、毎年「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」をしています。2025年度(2026年3月に卒業した大学生)の結果は、次のとおりです。いずれも、就職を希望する学生のうち内定を持っている人の割合です。

  • 10月1日時点:73.4%
    → 約4人に1人は、まだ内定がない
  • 12月1日時点:84.6%
    → 内定式が終わった後の12月でも、約6〜7人に1人はまだ内定がない
  • 翌年4月1日時点(卒業時):98.0%
    → 秋〜冬に決まっていなかった人の多くも、卒業までに就職先が決まっている

つまり、内定率は10月1日から12月1日のあいだに約11ポイント、12月から卒業までにさらに約13ポイント上がっています。11月はちょうどその途中です。

では、なぜ「自分だけ」と感じてしまうのでしょうか。理由は、決まった人の話ほど目に入りやすいからです。内定式の写真や「就活終わった」という投稿は流れてきますが、まだ就活をしている人はわざわざ発信しません。また最近は、大学3年生の冬〜春に早期選考で内定をもらう人も増えています。学情の調査では、いまの大学4年生がまだ大学3年生だった前年の11月末の時点で、すでに3割近く(29.3%)が内々定を持っていました。早く決まった人ほど早くから話題にするので、周りが全員終わったように見えやすいのです。

  • ✕ NGな受け止め方
    「友達はみんな決まった。自分は就活に向いていないんだ」
    内定式の投稿を何度も見に行って、比べ続ける
  • ○ OKな受け止め方
    「12月でも6〜7人に1人はまだ就活中。自分もその1人で、ここから決まる人も多い」
    比べる相手を、友達ではなく「数字」と「昨日の自分(今日は何社出せたか)」にする

やることは、焦りの正体を「数字」で確かめて、気持ちを「次の1社」に向け直すことです。調査の数字は年によって少し変わりますが、毎年、秋から卒業までに決まる人がいるという流れは同じです。


周りと比べて焦るときに、まずやめたい3つのこと

焦っているときほど、動き方が極端になりがちです。新しく何かを始める前に、まず次の3つをやめましょう。

11月から内定を取れるかどうかは、才能だけでなく、「残りの時間をどう使うか」に大きく左右されるからです。焦りから来る行動は、時間と気力を削ってしまいます。

  • やめたいこと①:内定式やSNSの投稿を見続ける
    見ても状況は変わらず、自信だけが減ります。就活中は、通知を切る・見る時間を決めるなど、物理的に距離を取るのがおすすめです
  • やめたいこと②:「どこでもいいから受かりたい」と、条件を見ずに応募・承諾する
    焦って決めた会社で「やっぱり違った」となると、もう一度悩むことになります。広げるのは「業界」や「会社の知名度」で、自分が譲れない条件(働く場所・働き方など)は残しておきましょう
  • やめたいこと③:落ちた理由を振り返らずに、同じESで応募数だけ増やす
    落ちる原因が残ったままだと、応募を増やしても同じところで落ち続けます。次の章で、原因の切り分け方を紹介します

逆に「もう何もしたくない」と止まってしまうのも、もったいない動き方です。気持ちが落ちているときは、「今日は1社だけ求人を見る」「ESを1つだけ直す」など、小さく区切って再開しましょう。大事なのは、毎日少しでも前に進んでいる実感をつくることです。


どこで落ちている?選考の段階ごとの原因と直し方

まずは、これまで受けた会社を「どの段階で落ちたか」で分けてみてください。落ちる段階によって、直すべきところはまったく違います。

「全部ダメだった」と思っていても、書き出すと「ESは通るのに一次面接で落ちる」「最終までは行くのに決まらない」など、偏りが見えることが多いです。原因が分かれば、直すところを1つに絞れます。

  • ES(書類)で落ちることが多い
    原因:何をしたかは書いてあるのに、「なぜそうしたか」「そこから何ができるようになったか」が書けていない。どの会社にも同じ志望動機を出している
    直し方:結論を1文目に書き、数字や具体的な場面を1つ入れる。キャリアセンターや第三者に1回読んでもらう
  • Webテストで落ちることが多い
    原因:対策が足りないか、受けている会社のボーダーが高い
    直し方:よく出る形式(SPIなど)の問題集を1冊に絞って繰り返す。テストの比重が低い会社も候補に入れる
  • 一次・二次面接で落ちることが多い
    原因:話が長い、結論から話せていない、質問とずれた答えをしている
    直し方:「結論→理由→具体例」で1分以内に答える練習をする。自分の面接を録音・録画して聞き直すと、癖に気づきやすい
  • 最終面接で落ちることが多い
    原因:「なぜこの会社なのか」「入社して何をしたいか」が弱く、志望度が伝わっていない
    直し方:その会社でないとダメな理由を、事業や社員の話など具体的な根拠で言えるようにする。逆質問も、入社後を考えている内容にする

たとえば「ESは8割通るのに、一次面接で毎回落ちる」なら、新しいESを書くより、面接の練習に時間を使ったほうが結果につながります。やることは、落ちた会社を段階ごとに書き出して、いちばん多く落ちている段階だけを今週直すことです。


11月から受けられる企業は?探し方4つ

11月以降も、新卒の募集を続けている企業はあります。ただし大手の就活サイトのトップに出てくる企業だけを見ていると、見つけにくくなります。探す場所を広げましょう。

この時期に募集している企業には、「もともと1年中採用している」「内定辞退が出て、追加で募集している」「採用人数に届かず、募集を続けている」などの事情があります。こうした求人は、探しに行かないと目に入りにくいのです。

  • 探し方①:通年採用・秋冬採用をしている企業
    IT・ベンチャー・中小企業などには、時期を決めずに採用している会社があります。就活サイトで「通年採用」「秋採用」などで絞り込んだり、気になる会社の採用ページを週1回ほど見に行ったりしましょう
  • 探し方②:内定辞退が出て、追加で募集している企業
    内定式の後、辞退者の数が分かってから追加で募集を出す会社もあると言われます。しゅんダイアリーの取材でも、トイアンナさんが、内定式のころは辞退が出やすく、その分の補欠募集がかかることがあると話していました。春〜夏に受けられなかった会社も、採用ページを見直してみる価値があります
  • 探し方③:大学のキャリアセンター
    大学あてに届く求人や、学内の説明会・選考会の情報があります。ESの添削や模擬面接もしてもらえるので、まだ行ったことがない人ほど一度行ってみましょう
  • 探し方④:新卒応援ハローワーク
    厚生労働省が全国に置いている、学生と卒業後まもない人向けの窓口です。求人の紹介や面接の練習などを無料で受けられます

あわせて、名前を聞いたことがない業界や、学生向けの広告をあまり出していない企業向け(BtoB)の会社も候補に入れてみてください。知名度が低い分、応募が集まりにくく、この時期でも選考を受けやすいことがあります。この時期からでも受けられる企業をまとめたリストは、11月以降もまだ受けられる企業リスト(会員限定)で紹介しています。

1日でまとめて企業と話せるイベントに出るのも、効率のいい方法です。

やることは、探す場所を2つ以上に増やして、今週中に「受ける候補」を5〜10社書き出すことです。


面接で「なぜこの時期に就活しているの?」と聞かれたら

この時期の面接では、「なぜ今も就活をしているのか」をほぼ聞かれると考えておきましょう。答え方は「事実 → 学んだこと → いまの志望」の順です。

面接官が知りたいのは、「他社で落ちた理由」そのものより、「うまくいかなかったことを振り返って、次に活かせる人か」と「本当にうちに入りたいのか」の2つだからです。ごまかしたり、言い訳を並べたりすると、かえって印象が悪くなります。

  • ✕ NGな答え方
    「なかなか内定がもらえなくて…」(落ちたことだけで終わっている)
    「周りの友達に流されて、なんとなく受けていました」(振り返りがない)
    「御社が第一志望なので、ずっと待っていました」(事実と違うと、深掘りされたときに答えられない)
  • ○ OKな答え方
    うまくいかなかった事実を短く認める
    そこから気づいたこと・変えたことを話す
    だからこの会社を受けている、という志望につなげる

たとえば、次のように答えます。

あなた:春から夏にかけては、知名度のある大手企業を中心に受けていましたが、内定には至りませんでした。振り返ると、会社の大きさだけで選んでいて、自分がどんな仕事をしたいかを話しきれていなかったと思います。そこで秋から自己分析をやり直し、「お客様と長く関わりながら課題を解決する仕事がしたい」という軸が見えてきました。御社は◯◯の事業で、取引先と長い関係を築いている点に惹かれ、応募しました。

ポイントは、反省を長く話しすぎないことです。事実は1〜2文、学びと志望に時間を使う。この順番で話せるよう、声に出して一度練習しておきましょう。


11月〜3月、いつまでに何をする?月ごとの目安

卒業までの時間は、大きく「11〜12月」「1〜2月」「3月」の3つに分けて考えると、焦りすぎずに動けます。

卒業論文や卒業研究、単位の取り残しがある人は、就活に使える時間がだんだん減っていきます。早めに動くほど選べる会社が多いので、11〜12月に応募と面接を集中させるのがおすすめです。

  • 11月:原因の切り分けと、受ける候補づくり
    落ちた段階を書き出して直すところを決める。探す場所を増やして、候補を5〜10社に。キャリアセンターや新卒応援ハローワークに一度行ってみる
  • 12月:応募と面接を重ねる
    年末年始は企業も休みに入るので、12月前半までに面接をいくつか入れておく。面接の後は、聞かれた質問と答えをメモして次に活かす
  • 1〜2月:卒業準備と両立しながら続ける
    卒論の締め切りと選考日程が重ならないよう、予定を先に押さえる。年明けに追加で募集を出す会社もあるので、採用ページの確認は続ける
  • 3月:卒業後も見すえて動く
    決まっていなくても、ここで就活をやめる必要はありません。卒業後に就活を続ける場合の動き方を、キャリアセンターに相談しておく

もし卒業までに決まらなかったとしても、それで道が閉ざされるわけではありません。国の指針では、企業に対して、卒業後少なくとも3年間は新卒の枠で応募できるようにすることを求めています(企業の努力義務なので、実際に受け付けるかは会社によって違います)。「卒業までに決めないと終わり」と思い込まず、それでも今いちばん選択肢が多いのは在学中のいまだと考えて、11〜12月に動けるだけ動きましょう。


ひとりで動くのがしんどい…そんなときは

どこで落ちているのか自分では分からない、受ける会社を探す元気が出ない。そんなときは、キャリアアドバイザーに無料で相談する方法もあります。

しゅんダイアリーエージェントは、YouTubeチャンネル「しゅんダイアリー」が運営する新卒向けの就活エージェントです。記事や動画だけでは答えきれない「自分の場合はどうすればいいか」に、キャリアアドバイザーが1対1で答えます。面談はオンライン(Zoom)で、ES添削や面接練習をしながら、希望に合う企業の紹介も受けられます。費用はかからず、紹介された企業は断れて、いつでも利用をやめられます。


まとめ|11月は「終わった時期」ではなく「まだ動ける時期」

友達が内定式に行っていても、11月に内定がないのは珍しいことではありません。国の調査では、12月1日の時点でも就職を希望する大学生の約15%がまだ内定を持っておらず、卒業時には98.0%が就職しています。

周りと比べるのをやめて、比べる相手を数字と昨日の自分に変える。落ちた会社を段階ごとに書き出して、いちばん多く落ちている段階だけを直す。通年採用・追加募集の企業、キャリアセンター、新卒応援ハローワークなど、探す場所を増やす。面接の「なぜこの時期に?」には、事実→学び→志望の順で答える。この順番で、11〜12月に動けるだけ動いてみてください。

それでも「自分の場合は何から直せばいいか分からない」というときは、ひとりで抱え込まずに、キャリアアドバイザーに今の状況を話してみてください。


11月に内定がないときのよくある質問(FAQ)

Q1. 11月に内定がないのは、やばいですか?

A. 珍しいことではありません。文部科学省と厚生労働省の調査では、2025年度の大学生の就職内定率は10月1日時点で73.4%、12月1日時点で84.6%でした。12月でも約15%の人はまだ内定がなく、卒業時の4月1日には98.0%が就職しています。焦るより、この時期に受けられる企業へ動き直すことが大切です。

Q2. 11月からでも受けられる企業はありますか?

A. あります。1年中採用している会社、内定辞退が出て追加で募集している会社、採用人数に届かず募集を続けている会社などです。就活サイトで「通年採用」などで探すほか、大学のキャリアセンターや新卒応援ハローワークでも求人を紹介してもらえます。

Q3. 面接で「なぜ今の時期に就活しているの?」と聞かれたら、どう答えればいいですか?

A. 「うまくいかなかった事実 → そこから学んだこと → だからこの会社を受けている」の順で答えましょう。事実は1〜2文で短く、学びと志望の理由に時間を使うのがポイントです。嘘やごまかしは、深掘りされたときに答えに詰まるので避けましょう。

Q4. 卒業までに内定が出なかったら、どうなりますか?

A. 卒業後も就活を続けることはできます。国の指針では、企業に対して卒業後少なくとも3年間は新卒の枠で応募できるようにすることを求めています。ただし企業の努力義務なので、受け付けるかは会社によって違います。選べる会社が多いのは在学中なので、まずは11〜12月に動けるだけ動きましょう。

Q5. 周りと比べて落ち込んでしまいます。どうすればいいですか?

A. 内定式やSNSの投稿から少し距離を取り、比べる相手を「友達」から「昨日の自分」に変えてみてください。「今日は1社応募できた」「ESを1つ直せた」など、小さく前に進んだことを数えるのがおすすめです。ひとりで抱えきれないときは、キャリアセンターやキャリアアドバイザーに話すだけでも気持ちが整理されます。


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