はじめに
今回は、元SMBC(三井住友銀行)行員で現在はモデル・インフルエンサーとして活躍する佐野麗奈さんの「模擬面接」をお届けします!就活生にとって、難関企業を突破するための自己PRや志望動機の伝え方のヒントが詰まった内容となっています。
1. 佐野さんの面接アピールポイント
佐野さんは面接の中で、自身の経験や強みを以下のようにアピールしました。
学生時代に頑張ったこと(ガクチカ): 内気な性格を克服するためにミスコン活動に挑戦し、審査員特別賞を受賞(実質3位)。特にライブ配信審査では、他の配信者を分析し、視聴者一人ひとりに向き合うことでゼロから結果を出したことをアピールしました。
行動力を示す留学経験: 小中高の間に、自ら親に直談判して計6カ国(ドイツ、ポーランドなど)へ留学。一人で壁を乗り越え、ハングリー精神を養った経験を語りました。
自身の強みと弱み: 強みは「軸を持っていること」。モデル活動などを通じて、周囲に流されず自分の意志を持って行動できる点です。一方、弱みはその裏返しである「頑固なところ」とし、入社後は他者に合わせる柔軟性も大切にしたいと伝えました。
金融業界・SMBCの志望動機: 無形商材である金融業界は「自分自身が商品になる」という点で、モデル活動とリンクしていると説明。その中でも銀行はお客様ファーストである点に惹かれ、特にSMBCはリクルーター制度を通じて「一人ひとりの学生に丁寧に向き合ってくれる(人を大切にしている)」と感じたことを志望理由として挙げました。
2. 就活のプロが絶賛!評価された3つのポイント
① 圧倒的な説得力を生む「物語思考」
最も評価されたのは、過去の経験(内気な性格、留学、ミスコン)から、志望動機、入社後にやりたいことまでが、綺麗に繋がった一つの「物語」になっている点です。ロジックだけで固めた志望動機は嘘くさくなりがちですが、自身の人生の物語として語ることで、面接官を納得させる強い説得力が生まれていました。
② 「人で選んだ」という志望動機の伝え方
「社員の人柄で選びました」という志望動機は、単に伝えると浅く聞こえてしまいますが、佐野さんは「会社の制度(リクルーター制度)を通じた人材との触れ合い方に関心を持った」という見せ方ができており、非常に好印象でした。
③ 控えめでありながら「譲らない芯の強さ」
佐野さんはおっとりとした控えめな印象を与えつつも、「自分なりの軸があり、譲れないところは譲らない」という芯の強さをアピールできていました。この姿勢が、銀行の営業において「お客様の言いなりにならず、しっかりと交渉ができる」というポジティブな評価に繋がりました。
3. 就活生が注意すべき「課題と改善点」
一方で、プロの目線から指摘された改善点もありました。 佐野さんのエピソードは「個人の成果(留学やミスコン)」に特化しており、「チームでの協調性」を示すエピソードが弱かった点です。(面接内でチーム戦のリーダー経験も語っていましたが、基本は個人プレイヤーの印象が強かったようです。)
日系企業は協調性を重視する傾向があるため、外資系や実力主義の企業を受ける際のエピソードとは別に、「協調性をアピールできるエピソード」も用意しておくべきだというアドバイスがありました。
要点まとめ
②志望動機はロジックだけでなく、実体験(OB訪問など)に基づく自分の感情や出会いを交えてリアルに伝える。
③「人で選んだ」と言う場合は、その企業の「人との向き合い方や制度」に紐づけて解像度を上げる。
④受ける企業(日系か外資かなど)が求める人物像に合わせて、「リーダーシップ」や「協調性」などのエピソードを使い分ける。
面接では、ただ自己PRを羅列するのではなく、自分という人間をひとつのストーリーとして面接官に伝えることを意識してみましょう!

