SPIや玉手箱、TG-WEB…種類が多すぎて迷いますよね。この記事では、元・住友商事の人事で現・クリアソン新宿所属の原さんに、WEBテストがなぜ導入され、どう活用され、どこで線引きされるかを聞きました。
自己紹介
とっきー
自己紹介をお願いします。
原さん
原大裕です。前職は住友商事の人事、今はサッカークラブ「クリアソン新宿」を運営する会社に在籍。採用と人材活用の現場から話します。
アリサ
青山学院大学3年のアリサです。種類も多いし、どこから対策すればいいか迷ってます!
トピック1:企業はなぜWEBテストを使う?
とっきー
webテストの目的って「頭のいい人ふるい」だけ?
原さん
本音は会って見たいけど人数が多すぎる。だから一次のフィルターとして使う。加えて性格検査のデータは、採用の振り返りや配属検討にも活かします。
💡ポイント
役割①:一次で母集団を捌く(人数調整)。
役割②:性格データの蓄積(採用/配属/来期施策に活用)。
種類採用の事情:難易度設定/連携のしやすさ/コスト。
役割①:一次で母集団を捌く(人数調整)。
役割②:性格データの蓄積(採用/配属/来期施策に活用)。
種類採用の事情:難易度設定/連携のしやすさ/コスト。
トピック2:SPI?玉手箱?TG-WEB?——使い分けの裏
アリサ
WEBテストの種類によって得意不得意があります...。
とっきー
そもそもWEBテストの種類が多いのはなぜ?
原さん
会社ごとに見たい力(言語/非言語/数的)や難易度設計が違う。また、企業が使っているATS(採用管理ツール)と連携しやすい検査や単価で選ぶことも普通にあります。
💡ポイント
企業は「差がつく難易度」と「運用のしやすさ」で選ぶ。学力系だけでなく、性格特性の重みも会社ごとに違う。
企業は「差がつく難易度」と「運用のしやすさ」で選ぶ。学力系だけでなく、性格特性の重みも会社ごとに違う。
トピック3:合否ラインの決まり方——“相対評価”が基本
アリサ
テストのボーダーは何割?
原さん
ボーダーは各企業の方針によって決めています。中でも人気企業ほど相対評価。例えば「上位◯千人を通過」と決めていれば、年や母集団で数字は変動します。
アリサ
大学名によってボーダーが変わったりすることもある?
原さん
大学名で微調整が入る会社もあるが、多様性の観点で偏差値だけで判断しない会社も増えています。
💡ポイント
目安は会社・年でブレる。固定の絶対点を信じない。企画枠(一次面接席数)や面接官の割当が通過人数を規定。大学補正が“常に有利”とは限らない。多様校を取りたい動機も。
目安は会社・年でブレる。固定の絶対点を信じない。企画枠(一次面接席数)や面接官の割当が通過人数を規定。大学補正が“常に有利”とは限らない。多様校を取りたい動機も。
トピック4:性格検査は“盛る”?ありのまま?
アリサ
性格検査は対策した方がいい?
原さん
入社後のミスマッチに繋がるリスクがあるから、個人的には対策しない方がいいと思っている。ただ、なんとしても受かりたい場合もあるので、最終的には自分の納得感で決めるのが一番。
💡ポイント
「受かる」が目的なら合わせ技もあるが、入社後のツケに注意。会社はパーソナリティのポートフォリオで採る。
「受かる」が目的なら合わせ技もあるが、入社後のツケに注意。会社はパーソナリティのポートフォリオで採る。
トピック5:配属への影響
とっきー
テストの結果によって配属が決まる?
原さん
テストのデータから配属先を決める企業は増えてきている。ただし、参考度合いは会社次第。データを“鵜呑み”ではなく、面談や現場評価と突き合わせて決めるのが普通。検査だけで全ては決まらないです。
💡ポイント
データ×面談×現場所感の総合判断。総合職は「どこでも対応できるか」「ハマり先の仮説」の2視点で見られる。
データ×面談×現場所感の総合判断。総合職は「どこでも対応できるか」「ハマり先の仮説」の2視点で見られる。
トピック6:不正・回答集・替え玉——企業も“いたちごっこ”
アリサ
回答集や替え玉ってバレますか?
原さん
形式を変える/検知を強めるなど企業も対策。スタンスは会社次第だが、過度に高い正答は疑義が出ることも。結局“見たい力が見える設計”に変えてきます。
💡ポイント
依存すると面接でほころぶ(具体質問・再現性で崩れる)。近道より総合力の底上げ+慣れが安定。
依存すると面接でほころぶ(具体質問・再現性で崩れる)。近道より総合力の底上げ+慣れが安定。
トピック7:損しないWEBテスト対策(最短版)
アリサ
テストの対策方法と開始時期を知りたい。
原さん
対策開始は早いほど良い。短期で偏差値を大きく上げるのは難しいので、まず形式慣れで取りこぼしゼロを狙うのがコスパ最強。
💡ポイント
種類の把握:志望企業の傾向からSPI/玉手箱/TG-WEBを特定。制限時間の感覚を掴む(公式・近似値を即選ぶ練習)。セクション別の解法テンプレを1枚化(推論/表読み/集合/割合)。
種類の把握:志望企業の傾向からSPI/玉手箱/TG-WEBを特定。制限時間の感覚を掴む(公式・近似値を即選ぶ練習)。セクション別の解法テンプレを1枚化(推論/表読み/集合/割合)。
見切りの基準(30〜40秒で目処→捨てて次)。性格検査は一貫性(逆質問項目の矛盾を出さない)。受験前に環境整備(回線・端末・通知オフ・静音)。本命前に2〜3社で“場慣れ”してから本丸へ。
まとめ
✔️WEBテストは母集団の一次フィルター+配属等の参考データ
✔️合否ラインは相対評価が基本。年・母集団で動く
✔️性格検査は盛るなら入社後のミスマッチリスクを理解して選ぶ
✔️検査だけで決まらない:データ×面談×現場の総合判断
✔️対策は形式慣れ×解法テンプレ×時間配分で“損しない”が勝ち
原さん
満点より取りこぼしゼロ。まずは志望企業の方式を特定して、形式慣れ→本命の順で受験しよう。性格検査は自分の納得で選ぶのがいちばん強い。
