「配属ガチャが怖い」「若手が活躍って本当?」──就活あるあるの不安は、求人の“見せ方”に理由があります。
本記事は、しゅんダイアリーのあみが、就活チャンネル運営のUZUZ・岡本さんに直撃。求人の矛盾の探し方/“満足度1位”の落とし穴/社保データで実員を確かめる方法まで、大学生にもスッと入る言葉でまとめました。
求人票の「裏側」を読み解く
あみ
今日は就活生が見落としがちな“求人票の罠”について聞いていきます!「配属ガチャ」とか「成長できる環境」とか、よく聞くワードありますけど、実際どう判断すればいいんでしょうか?
岡本さん
めちゃくちゃ大事なテーマですね。求人票って“嘘は書いてない”けど、“都合のいい角度だけを見せる”ことが多いんですよ。だから学生さんは「いい会社」に見えても、入社してから「あれ?」ってなる。
あみ
なるほど。たしかに“見せ方”のトリックがあるんですね。
① 「いいとこ取り」求人に注意!“矛盾”でブラックを見抜く
あみ
求人で「稼げる!×ホワイト!」ってセットで書いてるの、よく見ます。
岡本さん
そう、それが一番危険(笑)。基本的に「人より稼ぐ」ってことは、「人より頑張る=ハードになる」ってことなんですよ。
あみ
確かに、そんな都合いい会社ある?って思いますね。
岡本さん
もし本当に高収入でホワイトなら、「特許がある」,「仕組みで稼げる」,「高い生産性を維持できる」など明確な根拠があるはず。
あみ
じゃあ「めっちゃ稼げるし休みも多い」って書いてるのに、理由が書かれてない求人は…?
岡本さん
要注意。“いいとこ取り”の求人に現実はないと思った方がいいですね。
💡ポイント
「稼げる×ホワイト」の両立には裏付けの説明が必要。「なんでそれが実現できるのか?」を求人内で説明していない会社は危険。矛盾を見つける.目線がブラック回避の第一歩。
「稼げる×ホワイト」の両立には裏付けの説明が必要。「なんでそれが実現できるのか?」を求人内で説明していない会社は危険。矛盾を見つける.目線がブラック回避の第一歩。
② 1サイトだけ見てる人、危険です。求人×HP×口コミ×社保データで“整合性チェック”
あみ
就活サイトってマイナビとかリクナビとか、1つだけ見て決めちゃう人も多いですよね。
岡本さん
そう、それが落とし穴です。企業によっては求人サイトごとに“見せ方を変えて”掲載してることが多い。だから複数サイト+会社HP+口コミ+社会保険加入者数を照らし合わせるのが基本。
あみ
社会保険加入者数?それって見れるんですか?
岡本さん
見れます。日本年金機構の公式サイトで“社会保険加入者数”を調べると、実際に社会保険に入ってる人数=実働社員数がわかるんです。
あみ
え、それ知らなかった!
岡本さん
たとえば「社員80人」と書いてあるのに、社保データでは“60人”しか登録がなかったら、20人どこ行った?って話ですよね。社員数の“盛り”がバレます。
💡ポイント
求人サイト1本決め打ちはNG。求人/HP/口コミ/社保データの4点で整合性をチェック。数字が合わない会社は、情報管理のずさんさや離職の多さを疑おう。
求人サイト1本決め打ちはNG。求人/HP/口コミ/社保データの4点で整合性をチェック。数字が合わない会社は、情報管理のずさんさや離職の多さを疑おう。
③ 募集人数に“違和感”があれば要注意!40%新卒採用は危険信号
あみ
募集人数の欄も大事なんですか?
岡本さん
そう。たとえば社員100人の会社が“40人採用”って書いてたら、普通におかしいんですよ。新人だけで4割って、育成キャパ超えです。
あみ
確かに。育てる側も追いつかない。
岡本さん
そう。結果的に辞める人が増える。そして“不動産系の営業”みたいに、タフな業界ほど大量採用→大量離職が起きやすいんです。
あみ
数字の裏に、ちゃんと意味があるんですね。
💡ポイント
「募集人数÷社員数」が30%超えるなら要注意。教育制度やOJT体制の記載が薄い会社ほど危険。大量採用=人が定着しないサインかも。
「募集人数÷社員数」が30%超えるなら要注意。教育制度やOJT体制の記載が薄い会社ほど危険。大量採用=人が定着しないサインかも。
④ “従業員満足度1位”のカラクリ:実はマーケティング用の称号!?
あみ
あとよく見る「従業員満足度No.1」ってどうなんですか?
岡本さん
あれね…広告系のマーケティングデータのことが多いです(笑)。
あみ
えっ!?じゃあ本当の調査じゃないんですか?
岡本さん
3日間でWebアンケート取って、“1000人中〇〇社が1位”みたいな感じ。
でも実際は「1位を取れる質問設計」でやってるケースもあります。
でも実際は「1位を取れる質問設計」でやってるケースもあります。
あみ
うわ、それ知らないと騙されますね…。
岡本さん
もちろん全部が嘘じゃないですが、“母数・調査期間・対象”が出ていない満足度は信用薄め。本当に実績がある会社なら、調査会社名や期間を明示してます。
💡ポイント
“1位”の出所・対象・期間・母数をチェック。不明なら“広告用称号”の可能性大。帝国データバンクなど第三者の定量評価がある方が信頼度高め。
“1位”の出所・対象・期間・母数をチェック。不明なら“広告用称号”の可能性大。帝国データバンクなど第三者の定量評価がある方が信頼度高め。
⑤ “成長環境あり”=教育が整ってるとは限らない
あみ
よくある「成長できる環境」ってどう捉えれば?
岡本さん
成長環境って言葉、実は「教育制度がない」会社が使いがちなんです。
あみ
どういうことですか?
岡本さん
たとえばOJTが弱くて、放置される。でも上司は「自分で学べ、それが成長だ」って言う。
あみ
うわぁ…それ聞いたことある(笑)
岡本さん
なので“成長環境=放任”の可能性もある。「誰が」「どんな制度で」「どれくらいの期間」教えてくれるか、育成の仕組みが書かれてるかを見るのがコツですね。
💡ポイント
“1位”の出所・対象・期間・母数をチェック。不明なら“広告用称号”の可能性大。帝国データバンクなど第三者の定量評価がある方が信頼度高め。
“1位”の出所・対象・期間・母数をチェック。不明なら“広告用称号”の可能性大。帝国データバンクなど第三者の定量評価がある方が信頼度高め。
⑥ “総合職”の実態は現場配属。ビジネスモデルで読み解け!
あみ
総合職=なんでもできる人、みたいなイメージありますけど…実際どうなんでしょう?
岡本さん
実はほとんどの会社では、“売上をつくる現場”がメインです。塾業界なら教室長、不動産なら営業。
あみ
なるほど、いきなり人事とか本社企画に行くわけじゃないんですね。
岡本さん
そう。本社配属は別ルート。「売上を作る部署=最前線」が基本。
企業のビジネスモデル(どこでお金を稼ぐか)**を見れば、どこに配属されるかが分かります。
企業のビジネスモデル(どこでお金を稼ぐか)**を見れば、どこに配属されるかが分かります。
💡ポイント
「総合職=本社勤務」とは限らない。稼ぐ仕組み(店舗・営業・生徒集客など)を知ると配属予想ができる。地方勤務や販売職になるケースも多い。
「総合職=本社勤務」とは限らない。稼ぐ仕組み(店舗・営業・生徒集客など)を知ると配属予想ができる。地方勤務や販売職になるケースも多い。
まとめ
「稼げる×ホワイト」は矛盾。根拠がないなら要注意。
求人×HP×口コミ×社保加入者数の4点照合で実態を確認。
社員数に対して募集数が多い=高離職の可能性。
“従業員満足度1位”は広告目的の調査も多い。
“成長環境あり”の裏に放任育成が潜むことも。
求人×HP×口コミ×社保加入者数の4点照合で実態を確認。
社員数に対して募集数が多い=高離職の可能性。
“従業員満足度1位”は広告目的の調査も多い。
“成長環境あり”の裏に放任育成が潜むことも。
岡本さん
「求人票は“企業の広告”です。だから、見せたい角度しか載せない。数字と整合性、ビジネスモデル、社保データ——複数の目線で照らし合わせてください。そうすれば“雰囲気採用”じゃなく、“自分に合う会社”を選べるようになります。」
