メーカーって「人気だけど実態がよく分からない…」と感じている学生、多いですよね。
この記事では、P&GとLVMHのマーケターとして活躍し、現在はキャリアの専門家として全国の学生から支持されているトイアンナさんに、メーカー業界の“リアル”を根掘り葉掘り聞きました。
① メーカーって何してる業界?
トイさん
トイアンナです。就活マニアすぎて本まで出した人間です(笑)。
みさ
メーカーってすごく人気ですよね。でも“何をしてる業界なのか”って意外と曖昧で…。まず基本から教えていただいてもいいですか?
トイさん
見える“モノ”を作っていればメーカーです。意外な例だとアップルもメーカー。IT企業っぽいけど、実際はiPhone作ってるので“モノづくり企業”なんですよ。
みさ
そう考えるとめちゃくちゃ幅広いですね。BtoBとBtoCの違いってどんなところなんですか?
トイさん
社風はかなり違います。BtoBは穏やかで協調性重視。理由は“急激な変化が少ない”から。一方でB2Cは変化が激しいのでガツガツ系が増えます。
みさ
たしかに消費者向けだと流行が変わりますもんね。
トイさん
そうなんです。だから“ガクチカない…”って落ち込んでる学生でも、ゼミで空気作る役だったとか、協調型の人はB2Bに向いてること多いですよ。
②日系メーカーと外資メーカーの違いは?
みさ
トイさんは外資出身ですが、日系との違いって何ですか?
トイさん
志望動機の重みが全然違います。日系は“どれだけ自社製品が好きか”をめちゃくちゃ見ます。飲み会でも自社ブランドしか飲まない、みたいな文化があるぐらい(笑)。
トイさん
でも外資は“製品愛どうでもいい”。そのポジションで戦えるか、の実務力を見ます。
みさ
質問内容も変わるんですね。
トイさん
外資は“どう売る?”“どう戦略立てる?”みたいな実務質問。日系は“うちの製品のここが好きです”みたいな物語を聞かれます。
③メーカー選びで学生が見ておくべき3つの指標
みさ
今のメーカーって将来性を読むのが難しいと言われますよね。企業選びでは何を見ればいいんですか?
トイさん
まずIR情報を見てください。その上で特に大事なのはこの3つです。
トイさん
①リショアリング(国内・近隣国での生産回帰)が進んでいるか。②サプライチェーンの再構築に手をつけているか。③人材確保に本気か(採用制度の改革度)。
トイさん
材料価格の乱高下、輸出規制などのリスクをどう管理してるかは“企業が生き残るか”に直結します。
④メーカーの年収は実際どう?
みさ
学生がよく気にする“年収”。メーカーって本当に低いんですか?
トイさん
安いです。外資ですら“えっこんなもん?”ってなります。商社・外コンと比べたら一発で分かります。メーカーは工場を持ってるので固定費が重いんですね。
みさ
それでもメーカーを選ぶ人の理由は?
トイさん
“モノで世界を動かしている感覚”があるからです。あと、メーカーは不況に強いので安心感がある。
⑤メーカーに向いている人・向いてない人
みさ
向いている人ってどんなタイプですか?
トイさん
“実物があると安心する人”。金融や広告みたいに“形がない価値”より、モノとして世に出る方がやりがいになるタイプはメーカー向きです。
みさ
逆に向いてないのは?
トイさん
飽き性の人。特に日系だと“同じ製品を10年以上担当”なんて普通なので、深掘り型じゃないとしんどいです。
💡ポイント
メーカーは「モノを作る企業」全般を指し、BtoBとBtoCで社風が大きく異なる。年収は全体的に控えめだが、不況耐性が高く安定志向の学生には相性が良い。
メーカーに向いているのは「実物に安心する人」「物語を最後まで追いたい人」。飽き性には不向き。
メーカーは「モノを作る企業」全般を指し、BtoBとBtoCで社風が大きく異なる。年収は全体的に控えめだが、不況耐性が高く安定志向の学生には相性が良い。
メーカーに向いているのは「実物に安心する人」「物語を最後まで追いたい人」。飽き性には不向き。
まとめ
✔︎メーカーの社風はBtoBとBtoCで大きく違う
✔︎日系は“製品愛”、外資は“実務力”を重視
✔︎企業分析ではIRの「リショアリング・サプライチェーン・人材確保」を必ず確認
✔︎メーカーの年収は控えめだが、不況に強く安定志向向け
✔︎ものづくりの全行程に関われる“物語性”が最大の魅力
トイさん
BtoCだけでなく、穴場のBtoBメーカーも必ず見てみよう。企業数が多いので、あなたに合う働き方がきっと見つかります!
