これから初任給30万円時代と言われる中で、実はリスクも...。
この記事では、初任給を上げた会社に行くべきなのか?初任給が高くてもここだけは要注意!というポイントを解説します。
自己紹介
もも
自己紹介をお願いします。
トイさん
P&GとLVMHでマーケターを経験後、独立して経営者に。「確実内定」という就活本も書いてきました。今日は初任給30万円の“見るべき点”を本音で話します。
トピック1:基本給を上げる決断の意味(ボーナスとの違い)
もも
初任給30万円、やっぱり良い流れですよね?
トイさん
良い流れです。ただ基本給は下げにくいお金。普通の企業は年収の上がり幅をボーナスで調整する中で、なかなか下げにくい基本給を上げるのは企業にとって大きな決断なんです。
もも
だから体力のある大企業や、若手を集めたいベンチャーが先に動くんですね。
トイさん
さらに、大企業が初任給の引き上げを続けると、ベンチャー企業も上げざるを得ない。今後の初任給は上がっていく兆しを見せています。
💡ポイント
基本給は固定費。上げる=会社は将来の人件費増を飲み込む覚悟がある。ボーナスは景気連動で可変、基本給は堅い。だから「基本給アップ」は本気度のサインだと理解しよう。
基本給は固定費。上げる=会社は将来の人件費増を飲み込む覚悟がある。ボーナスは景気連動で可変、基本給は堅い。だから「基本給アップ」は本気度のサインだと理解しよう。
トピック2:連鎖とインフレ—“実感”は上がりにくいことも
もも
この流れ、他社にも広がりますか?
トイさん
広がる可能性が高いです。ただ同時に物価も上昇しています。名目が上がっても実感が薄いことはあります。
もも
インフレ自体は悪じゃないけど、給与の伸びと物価がズレるとしんどいですね。
💡ポイント
初任給アップは市場全体の賃上げを後押し。ただし生活実感=給与-物価。会社が値上げだけして賃金に返さないと実質は苦しくなる。見たいのは賃上げの継続性。
初任給アップは市場全体の賃上げを後押し。ただし生活実感=給与-物価。会社が値上げだけして賃金に返さないと実質は苦しくなる。見たいのは賃上げの継続性。
トピック3:初任給が高い企業に入るメリット① 転職市場で“前職年収”が効く
もも
新卒で高い初任給を取ると何が得?
トイさん
転職時の提示年収は前職ベースになりやすい。最初のベースを上げておくと、その後の年収レンジが丸ごと上がります。
もも
残業代もベース時給が上がる分、素直にメリットですね。
💡ポイント
新卒年収は将来の年収テーブルの初期値。ベースが高い=転職時の下駄が高い。短期の手取りだけでなく、累積の差を意識しよう。
新卒年収は将来の年収テーブルの初期値。ベースが高い=転職時の下駄が高い。短期の手取りだけでなく、累積の差を意識しよう。
トピック4:初任給が高い企業に入るメリット② 基本給は“安定”、福利は“変動”
もも
家賃補助とか福利厚生も気になります。
トイさん
基本給は契約として安定しているのに対し、福利厚生は会社の状況でカット・変更しやすい。つまり保障されていないもの。だからこそ、保障されている基本給が上がる意義は大きい。
💡ポイント
福利厚生はオマケと考え、基本給>福利で評価。退職金・家賃補助・持株会などは制度の有無と上限を個別に確認。期待しすぎず、固定の強さを重視する。
福利厚生はオマケと考え、基本給>福利で評価。退職金・家賃補助・持株会などは制度の有無と上限を個別に確認。期待しすぎず、固定の強さを重視する。
トピック5:初任給引き上げのリスク① 昇給率が低い/“最初だけ高い”問題
もも
初任給引き上げに関して、リスクもありますか?
トイさん
あります。初任給だけ上げて、昇給率が低いケースは要注意。
トイさん
あと、初任給は上がり続けるのに利益が出ていない企業だと、既存社員が解雇されるリスクもあります。
もも
見るべきは利益が出ているかや、昇給テーブルなんですね。
💡ポイント
入社時だけでなく、3年・5年の年収推移を聞く。新人→若手→主任のモデル年収を確認。等級制度/評価頻度もセットでチェック。
入社時だけでなく、3年・5年の年収推移を聞く。新人→若手→主任のモデル年収を確認。等級制度/評価頻度もセットでチェック。
トピック6:みなし残業込み30万に注意
もも
企業を見る際のポイントはありますか?
トイさん
「みなし残業〇時間含む」は必ずチェック。みなし残業40時間込みで30万なら、実質の時給は下がります。
もも
平均残業時間も合わせて見たいですね。
💡ポイント
「基本給+固定残業代」の内訳、みなし時間・超過分の支給有無を確認。平均残業/繁忙期残業の両方を聞く。比較は総支給÷実働時間の感覚で。
「基本給+固定残業代」の内訳、みなし時間・超過分の支給有無を確認。平均残業/繁忙期残業の両方を聞く。比較は総支給÷実働時間の感覚で。
トピック7:企業選びの軸—20代は“給与×スキル”を設計
もも
初任給30万円時代に、何を軸に選べばいい?
トイさん
私なら20代は給与とスキルを最優先。ハードでも稼いで学ぶ→のちに緩めへシフト、も戦略です。
もも
逆に最初から“緩め”志向なら、徹底的に探すのもアリですね。
💡ポイント
「今の自分の軸」を決める。給与で行く/スキルで行く/WLBで行く。どれでも正解。大事なのは一貫した志望動機と企業ごとの合致点を言語化すること。
「今の自分の軸」を決める。給与で行く/スキルで行く/WLBで行く。どれでも正解。大事なのは一貫した志望動機と企業ごとの合致点を言語化すること。
まとめ
✔️初任給30万は本気の賃上げサインだが、昇給カーブを必ず確認
✔️みなし残業込みは内訳チェック。総支給より実質時給で比較
✔️福利は変動しやすい。基本給の安定>福利の派手さ
✔️高初任給は転職の初期値を押し上げる長期メリット
✔️迷ったら「給与×スキル×WLB」の自分軸を決めて照合
トイさん
“30万”に喜びつつ、昇給・残業・福利の三点セットを冷静にチェック。今日、志望企業を3社選んで昇給テーブルとみなし残業だけでも調べてみよう。
