どれだけ優秀な人でも、新卒1年目はミスのオンパレード。それなのに、「ミスしちゃダメ」「最初から完璧じゃなきゃ」というプレッシャーで自分を追い込んでいる就活生や新社会人は本当に多いです。この記事では、先輩たちのリアルな失敗談と、具体的な予防策・メンタルの整え方までまとめました。
自己紹介
こなぎ
自己紹介をお願いします!
とっきー
社会人3年目のとっきーです。今はしゅんダイアリーでディレクターをしています。
ゆかしさん
社会人6年目のゆかしです。4年目までコンサルで働いていて、今はメーカーで新規事業を担当しています。
星さん
社会人3年目の星です。2月までリクルートにいて、今はエスニック料理好きのためのメディアやメニューを運営している会社で働いています。
トピック①:新人がよくやりがちな“あるあるミス”
こなぎ
みなさんが社会人になりたての頃にやらかしたミスってありますか?
ゆかしさん
私は名刺入れを持ち歩く習慣が身につくまでめちゃくちゃ時間がかかった。お客さんが会社に来てくれて、会議室にパソコンとスマホだけ持っていくじゃないですか。で、名刺交換が始まった瞬間に「あ、下のフロアに置いてきた…!」って気づくんですよね。
こなぎ
それって結構やばいですよね…?
ゆかしさん
普通に「え、この子大丈夫?」って思われてもおかしくない。急いで取りに行って、順番的にいちばん最後にギリギリ滑り込みで渡す、みたいな感じでした。何回かやりました。
とっきー
僕はメールの文面ですね。取引先に送るメールでびっくりマークを多用しすぎて、「ビックリマーク多すぎるから減らして」って上司から指摘されました。
とっきー
あとは、僕の会社がクライアントで、相手が制作会社のときに、普通にタメ口に近い感じで「こうしてください」って冷たく送っちゃって、「クライアントではあるけど年下なんだから、もう少し下から行った方がいいよ」とかも言われました。
💡ポイント
新人のうちは名刺・メール・言葉遣いなど“基本動作”でミスりやすい。完璧を目指しすぎず、「まずは気づけて直せた自分えらい」と捉えつつ、具体的にどう防ぐかを考えることが大事。
新人のうちは名刺・メール・言葉遣いなど“基本動作”でミスりやすい。完璧を目指しすぎず、「まずは気づけて直せた自分えらい」と捉えつつ、具体的にどう防ぐかを考えることが大事。
トピック②:メールと“全員返信”と口癖の罠
こなぎ
メールのミスって他にもありますか?
ゆかしさん
私は「全員に返信」をよく忘れてました。自分が宛先に入ってて、CCに上司とか他部署が入ってるパターン。普通に返信を押しちゃうと、送り主にしか届いてなくて、上司から「あの件の返信来てないよね?」って言われることがしばしば...。
とっきー
メールって普段LINEとかSlackで済ませちゃうから、社会人になるまでそもそも「全員に返信」という文化を知らないですよね。
星さん
Outlookは「全員に返信」ボタンが横にあって押しやすいんだけど、Gmailはワンクリック増えるから、ミスりやすい。
こなぎ
口癖とかで怒られたことってあります?
とっきー
あります。「あっ」「了解です」を全部に付けちゃう癖があって、上司に「それ気になるからやめた方がいいよ」ってボソッと言われました。対面でもつい「了解でーす」とか言っちゃってたみたいで。
こなぎ
指摘されたら素直に直した方がいいんですね。
ゆかしさん
言われなくてもそれをちゃんとやることの方が大事。細かい作業もそうだけど、自分で念入りにチェックして未然にミスを防ごう。
💡ポイント
メールの“全員返信”や口癖は、最初に知っていれば防げるミス。ツールの仕様を把握しつつ、気になる癖は早めに自覚して修正しておくと後がラクになる。
メールの“全員返信”や口癖は、最初に知っていれば防げるミス。ツールの仕様を把握しつつ、気になる癖は早めに自覚して修正しておくと後がラクになる。
トピック③:「ミスする新人はかわいい」より大切なこと
星さん
ミスするよりも、ミスした後の対応の方が大事。
ゆかしさん
同じミスを二度としないために、ちゃんと再発防止策を考えるのが一番の薬だね。
とっきー
僕は新卒でちょっと“優秀ぶってた”時期があって、「こいつできるやつだ」と思われちゃったんですよ。それで余計ミスしづらくなって、分からないことも聞きづらくなって、プレッシャーでしんどかったですね。
とっきー
今思うと、最初から「分からない」「ミスりましたすみません」って素直に言えるキャラでいた方が絶対楽でした。
💡ポイント
ミスゼロより“ミス後の対応”が評価される。無理に優秀ぶらず、分からないことは早めに聞き、同じミスを防ぐ仕組みを作る方が信頼される。
ミスゼロより“ミス後の対応”が評価される。無理に優秀ぶらず、分からないことは早めに聞き、同じミスを防ぐ仕組みを作る方が信頼される。
トピック④:分からないことを「分からないまま」にしない技術
こなぎ
分からないことって、どこまで聞いていいか迷いませんでしたか?
ゆかしさん
迷ったけど、分からないままにしておくと、後で大爆発するんですよ。だから私は「分からないことを分からないままにしない」を徹底してました。
ゆかしさん
「こういう方針で進めようと思っているんですが、合っていますか?」って仮説付きで聞くようにしてました。
星さん
僕は逆に全部言っちゃうタイプで、「分からない」ってすぐ言ってました。その代わり、上司がちゃんと具体的に落とし込んでくれる環境だったので、可愛がられて得した感はありますね。
とっきー
上司も「この子はどのレベルの抽象度なら理解できるか」を探ってるので、分からないことを隠されると逆に困るんですよね。だから、分からない時点で聞いてもらう方が、結果としてお互いラクなんだと思います。
💡ポイント
「分かりません」は悪じゃない。“分からないまま進める”方が圧倒的にリスクが高い。仮説を持って質問しながら、上司との抽象度をすり合わせる癖をつける。
「分かりません」は悪じゃない。“分からないまま進める”方が圧倒的にリスクが高い。仮説を持って質問しながら、上司との抽象度をすり合わせる癖をつける。
トピック⑤:ミスを減らすための“チェックリスト”と“音読”
こなぎ
入社してどのくらいでミスはなくなった?
ゆかしさん
私は半年くらい。ミスをしないためのチェックリストを作ってました。メールを送る前にこの項目を全部見る、資料を出す前にこの項目を全部確認する、みたいに。
ゆかしさん
特に議事録はクライアントに提出するものだから、誤字脱字も指摘されるし、「行う」とか曖昧な動詞を使うと「これは実行なの?検討なの?」ってつっこまれるんです。だからもう、音読するしかなかった。
こなぎ
音読…!
ゆかしさん
音読すると時間がかかるんですよ。でも「ミスしないこと」の方を優先したくて、「議事録を2回音読してから送るので、今までより30分遅くなるかもしれません」と上司に宣言してました。そこまでやって怒られたら、もうしょうがないって思えるじゃないですか。
星さん
すごすぎる…。でも、そこまでやれば確かに“自分を責めすぎずに済む”かも。
💡ポイント
ミスが怖い人ほど“仕組み”で守る。チェックリスト化・音読・事前宣言など、自分の安心ラインまでやってから仕事を出すと、メンタルも安定する。
ミスが怖い人ほど“仕組み”で守る。チェックリスト化・音読・事前宣言など、自分の安心ラインまでやってから仕事を出すと、メンタルも安定する。
トピック⑥:SNS時代ならではの「画面共有ミス」と看板プレッシャー
こなぎ
一番のやらかしって何かありますか?
ゆかしさん
Zoomの画面共有ですね。全画面表示になっていて、社内のSlackが映っちゃったことがあります。本当は見せちゃいけないレビュー前の資料とかも一瞬映って、「やばいやばいやばい!」ってなって、すぐ閉じました。
星さん
それ、大企業だとかなりやばいやつですね…。
ゆかしさん
特にコンサルとか広告代理店とか、完全に“受注側”の仕事だと、お客さんの情報やまだ外に出ていない資料がたくさんあるので、画面共有の準備だけでも本当に神経使います。
とっきー
僕は前職が大企業だったので、「自分のミスが会社の看板に傷をつけるかも」というプレッシャーがすごかったです。今ベンチャーに来てからの方が、正直ミスに対してはちょっと気楽ですね。
💡ポイント
画面共有は現代の大事故ポイント。使うファイルを事前に一つのフォルダにまとめる・タブ表示にする・2画面で“見せる用”だけを共有、などの工夫で防げる。
画面共有は現代の大事故ポイント。使うファイルを事前に一つのフォルダにまとめる・タブ表示にする・2画面で“見せる用”だけを共有、などの工夫で防げる。
トピック⑦:落ち込みやすい性格とどう向き合う?
こなぎ
私、ミスするとめちゃくちゃ落ち込んで引きずっちゃうタイプなんですけど、どうしたらいいんでしょう…。
星さん
分かる。僕は2日くらい引きずります。
ゆかしさん
私の場合は、再発防止策を考えて切り替える。上司に共有したら「ここまでやったから次は大丈夫」と自分に言い聞かせるようにしてました。
とっきー
あとは、「自分はそういう人だ」と認めることかな。ミスしちゃいけないと完璧主義になりすぎるとしんどい。
星さん
研修のときに言われたのが、「出社してるだけで偉いから、まず自分を褒めてから一日を始めて」ってやつで。それは今でも効いてます。
💡ポイント
落ち込むのは自然な反応。でも“防止策を決める+自分を許す”セットで終わらせる。自己否定しすぎると、やる気もパフォーマンスも落ちるだけ。
落ち込むのは自然な反応。でも“防止策を決める+自分を許す”セットで終わらせる。自己否定しすぎると、やる気もパフォーマンスも落ちるだけ。
トピック⑧:新人へのアドバイス「50%で出す」「時間の見積もりは1.5倍」
こなぎ
最後に、これから社会人になる人に「ミスとどう付き合うか」のアドバイスがあれば教えてください。
ゆかしさん
最初のうちは、完璧にしてから出すより、50〜70%くらいの状態で一回出してフィードバックもらった方がいいです。ただし、自分なりのチェックはしてから出す。
星さん
チェックの時間も含めて、1.5倍で時間見積もりしておくと余裕を持てます。
ゆかしさん
新卒1年目って、ある意味“スター期間”なんですよ。ミスしても「新人だからね」で許されやすい唯一の時期。だからこそ、分からないことを分からないと言う、ミスしやすいポイントを早めに把握する、自分なりの防止策を作る。この3つを意識しておけば、多少ミスっても全然取り返せます。
💡ポイント
新卒1年目は“ミスして学ぶ期間”。仕事は50〜70%の状態で早めに見せてフィードバックをもらい、時間見積もりは1.5倍で申告。素直さと防止策があれば、ミスは必ず糧になる。
新卒1年目は“ミスして学ぶ期間”。仕事は50〜70%の状態で早めに見せてフィードバックをもらい、時間見積もりは1.5倍で申告。素直さと防止策があれば、ミスは必ず糧になる。
まとめ
✔️新人時代は名刺・メール・言葉遣い・全員返信など“基本動作”でミスりやすいが、気づいて直せていれば十分合格ライン。
✔️ミスをゼロにするより、“ミスしたあとにどう立て直すか・二度と同じミスをしない仕組みを作るか”が評価される。
✔️分からないことは「仮説を添えて聞く」「抽象度をすり合わせる」ことで、後の大事故を防げるし、上司も仕事を振りやすくなる。
✔️チェックリスト化や音読、画面共有の事前準備など、“自分を守る仕組み作り”をしておくと、ミスへの不安が減りメンタルも安定する。
✔️落ち込むのは普通だが、「防止策を決めて共有する+自分を認める」をセットにして、自己否定モードに入りすぎないことが長く働くコツ。
✔️新卒1年目は“スター期間”。ミスを恐れすぎず、分からないことを素直に聞き、50〜70%の状態で早めに出してフィードバックをもらいながら成長していけば大丈夫。
ゆかしさん
社会人1年目に「ミスしない完璧な人」なんていません。大事なのは、ミスをした自分を責め続けることじゃなく、「次はこうしよう」と一歩ずつ改善していくこと。怖くても素直に聞ける人が、いちばん早く伸びていきます。
