学生から社会人になると、生活も人間関係も“全部が新しい”。
でも多くの不安は「知らないから」生まれるもの。
今回はインタビュアーこなぎが、先輩社会人3人から“リアルな1年目の姿”を根掘り葉掘り聞きました。
こなぎ
都立大3年生になるこなぎです!今日は社会人1〜3年目の皆さんに“社会人1年目のリアル”を聞いていきます。
すず
新卒1年目のすずです。ITメガベンチャーに勤務しています。
とっきー
社会人2年目、しゅんダイアリーでディレクターをしています。
みさ
しゅんダイアリー社員で社会人3年目(春から4年目)のみさです。
トピック①:入社前の「期待」と「不安」
こなぎ
入社直前って、どんな期待や不安がありましたか?
すず
正直どっちもなかった。期待してギャップで病むのが嫌で、最初から期待値ゼロでいった。
すず
むしろ不安だったのは、同期と仲良くなれるかとか、研修でのグループワークが苦手なこと。
とっきー
俺は期待しかなかった。キラキラオフィスに通う自分かっこいい!ってノリで、不安ゼロ。
みさ
私は「仕事できる社会人になれる!」ってワクワクが強かった。でも同期や先輩とやっていけるかはちょっと不安だった。
💡ポイント
期待ゼロで身構える人/ワクワク全振りの人、両方いる。多くの不安は「人間関係(同期・先輩)」まわり。ワクワクと不安が混ざっているのが普通。
期待ゼロで身構える人/ワクワク全振りの人、両方いる。多くの不安は「人間関係(同期・先輩)」まわり。ワクワクと不安が混ざっているのが普通。
トピック②:入社直後のギャップ
こなぎ
実際に入ってみて、「あれ?」ってなったギャップはありますか?
すず
学生のときは「分からなかったらすぐ聞く」が許されたけど、社会人はまず自分で調べてから。それに責任範囲も広くて、考えることが一気に増えた。
すず
環境の変化で、研修中に熱出して休んだりもした。
とっきー
研修で「頭一つ抜けてやろう」とイキってたけど、会議で専門用語飛び交ってて議事録ほぼ書けなくて、めちゃくちゃ凹んだ。
みさ
就活中に見たオフィスはみんないい顔してたけど、入社したらみんなガチ仕事モードでピリッとしてて、毎日背筋伸びっぱなしだった。
みさ
OB訪問や面接のときの「外向けの顔」と、社員同士で仕事してるときの雰囲気は全然違うなって実感した。
💡ポイント
「まず自分で調べる」「責任を持つ」が学生との大きな違い。環境の変化で体調を崩す人も多い。OB訪問の優しい雰囲気=“普段の職場の空気”ではない。
「まず自分で調べる」「責任を持つ」が学生との大きな違い。環境の変化で体調を崩す人も多い。OB訪問の優しい雰囲気=“普段の職場の空気”ではない。
トピック③:慣れるまでどれくらい?
こなぎ
どのくらいで「やっと慣れてきたな」って感じましたか?
すず
私は年明けくらいまで、かなり時間かかった。研修終わって配属されてから、半年〜9か月くらいはずっと「よく分からない」状態だったかも。
とっきー
自分の後輩と面談する側になったころ、「あ、自分もうそれなりに分かる側なんだ」ってやっと実感した。
みさ
バイトだったら1か月くらいで「まあ一通りできる」になるけど、社会人はその3倍くらいは慣れるまでかかる感覚。
みさ
みんな「自分だけ慣れてないんじゃ…」って思いがちだけど、実は全員しんどい時期を通ってる。
💡ポイント
「3か月で完全に慣れる」はレアケース。半年〜1年くらい“分からない期間”が続くのは普通。自分だけ遅れているわけじゃない、と知っておくと楽になる。
「3か月で完全に慣れる」はレアケース。半年〜1年くらい“分からない期間”が続くのは普通。自分だけ遅れているわけじゃない、と知っておくと楽になる。
トピック④:上司・同期との関係づくり
こなぎ
上司とはどんな関わり方してた?
すず
年が近い女性上司で、趣味も近くて話しやすかった。自分の新卒時代に「話しかけてほしかった」経験がある人で、いろんな先輩にもつないでくれた。
みさ
私は“ビジネスセンスの天才”みたいな上司で、いろんな部署を救ってきた人。その人の直属になって、周りから「当たりだね」と言われるくらい関係は良かった。
みさ
ただ、周りを見てると「上司と合わなすぎてしんどい」って人もいるから、そういうときは本当に早めに逃げるのも選択肢だと思う。
こなぎ
同期とはどうやって仲良くなりましたか?
すず
同期だけのチャットで「今日こんなことあった…」って吐き出せるの、めちゃくちゃ心の支えになる。
みさ
同期は一番リアルタイムで同じ気持ちを共有できる存在。仕事の愚痴も、成長の実感も共有できるのが大きい。
💡ポイント
上司との相性は仕事の満足度に直結する。上司以外に相談できる先輩・同期を“意図的に作る”のが大事。同期は自然に仲良くなるので、過度に心配しなくていい。
上司との相性は仕事の満足度に直結する。上司以外に相談できる先輩・同期を“意図的に作る”のが大事。同期は自然に仲良くなるので、過度に心配しなくていい。
トピック⑤:お金・生活リズム・メンタルのリアル
こなぎ
生活面ではどんな変化があった?
すず
実家暮らしで出ていくお金が少なかったから、最初はめちゃくちゃ散財してた。飲み・服・美容・ランチ・タクシー…大学のときなら絶対出さない金額も平気で出すようになった。
すず
終電逃して、職場から実家まで2万円タクシーで帰ったときは「社会人すげー」ってなった。
とっきー
生活リズムはむしろ良くなった。早寝早起きしないと持たないから、学生のときより規則正しくなった。
みさ
最初のうちは残業も少なくてリズム整ってたけど、仕事に慣れてきてから業務量が増えて「13時間働いて寝るだけ」みたいな日も出てきた。
すず
体調は学生時代より崩しやすくなった感覚。精神的なストレスが身体に出る感じ。
みさ
特に満員電車+長時間通勤は地味に削ってくる。1時間半の通勤は、想像以上に体力持っていかれるよね。
💡ポイント
最初のうちは「お金あるし使っちゃえ」モードになりがち。社会人になると、生活リズムは“整う or 仕事で削られる”のどちらかに振れがち。体調不良の裏にメンタルの負荷が隠れていることも多い。
最初のうちは「お金あるし使っちゃえ」モードになりがち。社会人になると、生活リズムは“整う or 仕事で削られる”のどちらかに振れがち。体調不良の裏にメンタルの負荷が隠れていることも多い。
トピック⑥:辞めたい瞬間と、その向き合い方
こなぎ
「辞めたい」と思ったことってありましたか?
すず
9月くらいまではずっと「辞めたいな〜」と思ってた。
すず
何が分からないかも分からないし、自分で考えて動けなくて、言われたことだけやる期間がつらかった。
すず
でも、自分が環境変化に弱いのを知ってたから「今はしんどい期間。ここを抜けたらきっと楽になるはず」と覚悟してた。
みさ
自分の弱い部分をあらかじめ知っておくと、「いきなり病んで限界」みたいな状態になる前に、心の準備ができると思う。
とっきー
一定期間は頑張ってみて、それでも相性がどうしても合わないなら、普通に辞めていいと思う。仕事も職場も一生同じじゃなくていいから。
💡ポイント
「辞めたい」と思う時期は、ほぼ全員に訪れる。しんどい期間を“そういうフェーズ”として捉えておくと少し楽。一定期間頑張っても無理なら、辞める判断も全然アリ。
「辞めたい」と思う時期は、ほぼ全員に訪れる。しんどい期間を“そういうフェーズ”として捉えておくと少し楽。一定期間頑張っても無理なら、辞める判断も全然アリ。
トピック⑦:これから新社会人になる人へ
こなぎ
最後に、新社会人になる人へアドバイスをお願いしたいです。
みさ
まずは「誰でもいいからちゃんと相談できる人を作る」こと。上司の言うことが絶対に正しい、と思い込みすぎると、そこで病むこともある。客観的に見てくれる人をひとり持っておいてほしい。
みさ
しんどくなったら“すぐ逃げる”選択肢を最初から持っておくのも大事。病んでからじゃ遅い。
すず
自分に期待しすぎないでほしい。「なんでこんなにできないんだろう…」じゃなくて、「まあ最初はこんなもんか」と思えるくらいがちょうどいい。
すず
できなくて当たり前、を前提にしたほうが、挑戦も失敗もポジティブに受け止められる。
とっきー
バイトよりも“慣れるまでの期間が長い”だけで、ちゃんと慣れるようになっているから大丈夫。
💡ポイント
相談できる相手(大人・友人・同期)を事前に確保。「できて当たり前」ではなく「できなくて普通」からスタート。バイトより“慣れるまで長いだけ”と知っておく。頑張ることと、逃げることのどちらも“ちゃんとした選択”。
相談できる相手(大人・友人・同期)を事前に確保。「できて当たり前」ではなく「できなくて普通」からスタート。バイトより“慣れるまで長いだけ”と知っておく。頑張ることと、逃げることのどちらも“ちゃんとした選択”。
まとめ
✓1年目のしんどさは“全員が通る期間”。半年〜1年かけて慣れるものとして構えておく。
✓相談できる相手づくりが要。同期・先輩・外の大人を確保し、上司一人の価値観に依存しない。
✓働き方の正解は人それぞれ。生活リズム・負荷・通勤・ペースの“合う/合わない”を優先していい。
✓辞めたい瞬間は誰にでも来る。一定期間の“慣れフェーズ”を経て、それでも合わないなら離脱も正解。
✓1年目のしんどさは“全員が通る期間”。半年〜1年かけて慣れるものとして構えておく。
✓相談できる相手づくりが要。同期・先輩・外の大人を確保し、上司一人の価値観に依存しない。
✓働き方の正解は人それぞれ。生活リズム・負荷・通勤・ペースの“合う/合わない”を優先していい。
✓辞めたい瞬間は誰にでも来る。一定期間の“慣れフェーズ”を経て、それでも合わないなら離脱も正解。
すず
社会人1年目は、ワクワクと不安と「よく分からない」が全部ごちゃ混ぜになる時期。でも、みんな同じように戸惑って、悩んで、少しずつ慣れていきます。完璧じゃなくていいし、悩んだときに話せる人が一人いれば、それだけでだいぶ心強いと思います。
