「大手に行けば安心」「いい会社に入るのが正解」そんな価値観がまだまだ根強い中、実際に大手へ新卒入社した先輩たちは、どんな“本音”を抱えていたのでしょうか。
今回話を聞いたのは、大手を経験したのちベンチャー・独立に踏み出した3名。
安定の裏にある違和感や、辞めるときの葛藤、そしてその先に見えた新しい選択肢まで語ってもらいました。
① 新卒で大手を選んだ理由
水谷さん
水谷です。新卒ではコンサルに入りました。選んだ理由は“周りからすごいと思われるから”…正直そこが大きかったです。初任給も高かったし。
星さん
星です。新卒はリクルートに入りました。僕はリクルート一本で受けてて、選考がめちゃくちゃ楽しかったんですよね。正直相性よくないと思ってたのに、話すうちに“ここだな”って。
とっきー
僕は最初ベンチャーに行こうとしてたんですけど、直前で「やっぱ大手かな」って気持ちが変わって。選考で出会った先輩が、柔らかい雰囲気で副業もしてて…“大手でもこんなイケてる人いるんだ”と思って惹かれましたね。
💡ポイント
「周りの目」「安心感」「ネームバリュー」は、実際に大手を選ぶ理由として多い。選考で出会った人の魅力が決め手になるケースもある。新卒は特に“大手=整った環境”という安心感が大きく働く。
「周りの目」「安心感」「ネームバリュー」は、実際に大手を選ぶ理由として多い。選考で出会った人の魅力が決め手になるケースもある。新卒は特に“大手=整った環境”という安心感が大きく働く。
② 大手に入って良かったこと
水谷さん
一番大きかったのは“親が安心すること”ですね。ベンチャーに行くって言った時は実は心配してたらしくて…。
とっきー
大手の“キラキラ感”は確かにあった。配属希望のとき、部署の人に高級ステーキ連れてってもらって「これが大手…!」って(笑)
星さん
給料が安定していて、みんな余裕があるのは大手の強み。怒られることも少ないし、挑戦するときの資金もある程度あるのはメリットでしたね。
💡ポイント
大手は社会的信用が高く、家族の安心感につながりやすい。給料・福利厚生・設備など “安心して働ける土台” が整っている。上司や同僚の余裕が生まれやすく、働きやすさは抜群。
大手は社会的信用が高く、家族の安心感につながりやすい。給料・福利厚生・設備など “安心して働ける土台” が整っている。上司や同僚の余裕が生まれやすく、働きやすさは抜群。
③ 逆に、大手で感じた違和感
星さん
規模が大きすぎて“自分が何のために働いてるのか”が分からなくなることがありました。部長の意向→課長の意向→現場…みたいに階層が多くて。
水谷さん
コンサルは案件が5〜6年単位で動くこともあって、スピード感が合わなくて。まんねりしやすいのはありますね。
とっきー
企画を変えたいと思っても、部の意向とか予算の仕組みがあってすぐに変えられない。この“思ったより裁量がない”は大手あるあるだと思います。
💡ポイント
大手は階層が多く、意思決定に時間がかかりやすい。プロジェクトの規模が大きいほど、個人の影響範囲は限定的。「裁量権あります」と言われても、実際には制約が多い。
大手は階層が多く、意思決定に時間がかかりやすい。プロジェクトの規模が大きいほど、個人の影響範囲は限定的。「裁量権あります」と言われても、実際には制約が多い。
④ 辞めた理由・踏み出したきっかけ
星さん
もともと「2年くらい働いたら起業したい気持ち」があって。仲のいい友人が先に辞めて会社を作ったのを見て、「僕もやるわ」って踏み切りました。
水谷さん
私は“やらない後悔したくない”が決め手でした。お給料も上がるし安定もあるけど、外に出て何もできないまま年だけ重ねるのが怖くて。
とっきー
僕は逆に“大手に合わせるのがしんどかった”タイプ。トップダウンが強くて窮屈で、このままじゃ社会人として死んでしまう…って感じたときにしゅんさんに誘われて辞めました。
💡ポイント
「後悔したくない」「若いうちに挑戦したい」という思いが大きな動機。大手の働きやすさが逆に“ぬるま湯”になり、成長不安を抱く人もいる。上司・組織のスタイルと合わないことも辞める理由になりやすい。
「後悔したくない」「若いうちに挑戦したい」という思いが大きな動機。大手の働きやすさが逆に“ぬるま湯”になり、成長不安を抱く人もいる。上司・組織のスタイルと合わないことも辞める理由になりやすい。
⑤ 辞める時に感じた不安・周囲の反応
水谷さん
めちゃくちゃ怖かったですよ。大手の肩書きがなくなったとき「私は誰なんだろう」って。友達の態度が変わったのも衝撃でした。「え、ニート?」みたいな(笑)
とっきー
僕もレールを外れる感覚はありました。偏差値とか学歴とか“決まった基準”で生きてきたのでなおさら。
星さん
でも辞めると選択肢が逆に広がる。大手を辞めたらまた大手に行かないといけない…みたいな謎のプレッシャーも消えて、めっちゃ楽になりました。
💡ポイント
大手を辞める時は「肩書きがなくなる不安」が必ずある。周囲の反応が変わることで、人間関係の整理が進むこともある。一度レールを外れると“他の選択肢の存在”に気づきやすい。
大手を辞める時は「肩書きがなくなる不安」が必ずある。周囲の反応が変わることで、人間関係の整理が進むこともある。一度レールを外れると“他の選択肢の存在”に気づきやすい。
⑥ ベンチャー・独立して感じたメリット/デメリット
水谷さん
何時に寝ても起きても自由。ただ働かなかったら収入はゼロ。ハラハラするけど、それも含めて楽しい。
星さん
僕は一人でやるのは向いてなくて。尊敬できて、気持ちよく話せる仲間と仕事できるのがベンチャーの魅力だと思います。
とっきー
裁量はあるけど、最終決定は社長。社長と合わなくなったら辞めるしかないのは大企業との大きな違いですね。
💡ポイント
ベンチャーは自由度・裁量が高く、成長が早い。収入の安定性は低く、自己管理力が求められる。一緒に働くメンバーを自分で選びやすいのが大きな魅力。
ベンチャーは自由度・裁量が高く、成長が早い。収入の安定性は低く、自己管理力が求められる。一緒に働くメンバーを自分で選びやすいのが大きな魅力。
⑦ 大手経験は後で活きる?
星さん
めちゃくちゃ活きてますね。優秀な上司の指示の出し方を、今自分が責任者になったとき自然に真似してる。
水谷さん
ビジネスマナーはほんと大手で身についた。メール一つでも丁寧さが違うなって思います。
とっきー
大企業の“当たり前レベル”に一度触れておくと、仕事の基準が一気に上がるのは確かですね。
💡ポイント
大手で得た“基準の高さ”は、後のキャリアで大きな武器になる。上司の仕事の進め方・態度を学べるのは大企業ならではの価値。マナーやコミュニケーション力は全ての仕事の土台になる。
大手で得た“基準の高さ”は、後のキャリアで大きな武器になる。上司の仕事の進め方・態度を学べるのは大企業ならではの価値。マナーやコミュニケーション力は全ての仕事の土台になる。
⑧ 新卒に戻るなら、大手?ベンチャー?
星さん
僕はもう一回リクルート行きますね。でも人による。自分で動ける人はベンチャーも最高。
水谷さん
私は“一旦大手に入る”はやっぱりおすすめ。半年で辞めるかもしれないけど(笑)、上司が優秀なのは本当にありがたい。
とっきー
やりたいことがないなら大手でいいと思います。協調性があるタイプは大手と相性いいし。逆に集団が苦手なタイプは最初からベンチャーもアリ。
💡ポイント
“どっちが正解”ではなく「自分の性格・価値観で選ぶ」ことが大前提。やりたいことが無いなら、大手で土台づくりは有効。業務内容をしっかり見ることが、ミスマッチを防ぐ最大のポイント。
“どっちが正解”ではなく「自分の性格・価値観で選ぶ」ことが大前提。やりたいことが無いなら、大手で土台づくりは有効。業務内容をしっかり見ることが、ミスマッチを防ぐ最大のポイント。
まとめ
✔︎大手は“安心”と“働きやすさ”が最大のメリット
✔︎一方で“裁量の少なさ”や“スピード感の違い”に違和感を抱く人も多い
✔︎辞めるときは必ず不安があるが、その先に新しい選択肢が広がる
✔︎ベンチャーは自由で成長が早いが、安定性は低い
✔︎迷ったら「やりたくないこと基準」で仕事を選ぶと失敗しにくい
✔︎一方で“裁量の少なさ”や“スピード感の違い”に違和感を抱く人も多い
✔︎辞めるときは必ず不安があるが、その先に新しい選択肢が広がる
✔︎ベンチャーは自由で成長が早いが、安定性は低い
✔︎迷ったら「やりたくないこと基準」で仕事を選ぶと失敗しにくい
水谷さん
働き方は一つじゃありません。「大手だから正解」「ベンチャーは不安」ではなく、自分の性格と価値観に合う道をじっくり選んでみてください。
