軸が曖昧だと、志望動機も一貫せず、面接中に「結局この子は何がしたいの?」となりがち。
そこで今回は、ゆうた・ひろと、2人の就活生の軸を実例にしながら、浮かる軸/落ちる軸の分岐点を深掘りします。
すず
しゅんダイアリーのすずです!
エルトさん
就活・転職系の動画をYouTubeで発信してます。面接・キャリア領域を専門にしてきました。
ゆうた
大学3年のゆうたです。
ひろと
大学3年のひろとです。
トピック①:学生2人の“就活の軸”をチェック—プロの評価は×
ゆうた
僕の就活軸は周りが優秀、明るい・面白い環境、仕事でもプライベートでも心が動くです。
エルトさん
評価は×です。理由は軸が “他人依存” に見えるからです。「優秀な人が周りにいるか」「面白い人がいるか」は配属で変わるため、ギャンブル性が高い。ただし“人柄の良さ”が伝わるため、選考の序盤では印象が良くなる可能性もあります。
ひろと
僕の就活軸は若手から裁量権がある、チームで働けるです。
エルトさん
評価は×です。理由は「成長したい」の先に“何者になりたいか”が欠けているからです。成長を目的にせず、「なりたい像 → だから成長が必要」という順で語る方が納得感が出ます。
💡ポイント
他者依存の軸は危険。成長を主語にしない(“目的 → 成長”の順)。抽象ではなく“どんな自分になりたいか”を語る
他者依存の軸は危険。成長を主語にしない(“目的 → 成長”の順)。抽象ではなく“どんな自分になりたいか”を語る
トピック②:落ちる軸は“受動的”—浮かる軸は“能動的・納得感あり”
すず
じゃあここからは、落ちる軸と浮かる軸の違いも教えてください!
エルトさん
これはめっちゃ大事で、まず“落ちる軸”には共通点があるんだよね。一番多いのは 受動的な軸。たとえば「ワークライフバランスが良いところがいいです」「研修制度がしっかりしてる企業が…」みたいなやつ。
ゆうた
たしかによく言っちゃいそう…。
エルトさん
もちろん大事だよ?でも“面接”で言うと弱い。面接って「会社:こういう人が欲しい」「学生:こういう価値を出したい」の“相互アピールの場”なのね。だから 能動的な軸 の方が評価されます。
ひろと
能動的って、たとえばどんな感じですか?
エルトさん
「こういうことを学びたい」「こういう価値を出したい」「こういう役割を担いたい」みたいに、“自分がどうしたいか”が主語になってる軸。これが面接官にとって一番判断しやすい。
すず
なるほど。じゃあ軸が1つだけってのはどうですか?
エルトさん
刺さらないですね。最低3つは必要で、その3つを掛け合わせた時に「だから御社なんだよね」が生まれます。
ゆうた
掛け合わせるとは?
エルトさん
たとえば軸を業界に関すること、会社に関すること、社風や人などの抽象的なことの3レイヤーで作ると、めちゃくちゃ説得力が上がります。
すず
確かに面接官も比較しやすそうですね。
エルトさん
あと受動的な軸は“最後に添える”くらいがベスト。ぶっちゃけ休みも大事です(笑)」みたいに軽く言うと逆に好印象だったりします。
💡ポイント
軸は3つ以上。「業界 × 会社 × 人・社風」で作ると納得感UP。受動的軸は“最後に添える”で好印象に
軸は3つ以上。「業界 × 会社 × 人・社風」で作ると納得感UP。受動的軸は“最後に添える”で好印象に
トピック③:浮かる軸の作り方—“本音”→“企業文脈”に変換する
すず
じゃあ実際、軸ってどう作るのが正解なんですか?
エルトさん
結論、本音から作るのが一番早いです。
ひろと
本音…って、どんな本音ですか?
エルトさん
なんでもいいよ(笑)「お金欲しい」「モテたい」「渋谷で働きたい」「家から近い」が本音の人もいる。
ゆうた
え…そんなのでいいんだ…。
エルトさん
全然いいです!ただし そのまま面接で言うのはNG。一旦本音を洗い出して、それに近い会社を探す。そしてその会社を見た時に、「何が良いと思ったか」を軸に組み替えるのです。
すず
つまり逆算するってことですか?
エルトさん
はい。本音 → 会社選び → 会社の良さから逆算して軸を作るこれが一番速くて迷わない。
ひろと
なるほど…。でもちゃんと自己分析して作る人もいますよね?
エルトさん
もちろんそれもアリ。ただ時間がかかるし、迷子になることが多い。一方本音スタートだと、方向がブレにくいからスピード感が出ます。
ゆうた
本音で作った軸を、どう面接で話せばいいんですか?
エルトさん
そこで翻訳が必要。面接では業務、社風、業界みたいな“企業が理解しやすい言葉”に変換しましょう。
すず
たとえば“渋谷で働きたい”だと?
エルトさん
「スピード感がある環境で働きたい」「若手が挑戦できる文化に惹かれた」みたいに翻訳する感じです。
💡ポイント
軸は 本音から作ってOK。面接では 業務・社風・業界 の文脈で翻訳する。「面接官が評価しやすい軸」を作ると強い
軸は 本音から作ってOK。面接では 業務・社風・業界 の文脈で翻訳する。「面接官が評価しやすい軸」を作ると強い
まとめ
✓落ちる軸=受動的・抽象的・他者依存
✓浮かる軸=能動的で裏付けがあり、3つ以上の掛け合わせ
✓成長を目的にしない。“なりたい像→必要な環境”で語る
✓軸は本音から逆算し、面接では“業務・社風”に翻訳
✓面接官が判断しやすい軸を作ることが納得内定への近道
✓落ちる軸=受動的・抽象的・他者依存
✓浮かる軸=能動的で裏付けがあり、3つ以上の掛け合わせ
✓成長を目的にしない。“なりたい像→必要な環境”で語る
✓軸は本音から逆算し、面接では“業務・社風”に翻訳
✓面接官が判断しやすい軸を作ることが納得内定への近道
エルトさん
軸は“正解”ではなく“納得感”。あなたが何を大事にしたいのかを言語化し、企業側も判断しやすい形へ整理して、選考に臨もう。
あなたが何を大事にしたいのかを言語化し、企業側も判断しやすい形へ整理して、選考に臨もう。
