「Googleやめた理由」元Google本社エンジニアにリアルを聞いてみた
「Google本社なら勝ち組」…でも、なぜ辞める?
Yahoo→Google本社→Databricksを歩んだSEまことさんに、
外資転職のリアルと20代のキャリアの組み立て方を聞きました。
会社選びや転職のタイミングで悩んでいる人は、ヒントになるはずです。
Google本社からスタートアップへ。転職を決めたリアルな理由
しゅん
今日は、元Yahoo・元Google本社で、今はDatabricksで働いているソフトウェアエンジニアの、まことさんに来てもらってます。よろしくお願いします。
まこと
よろしくお願いします。まことと申します。大学卒業してから1年くらいYahooで働いて、そのあと5〜6年くらいGoogle本社でソフトウェアエンジニア兼マネージャーをしてました。
まこと
最近はDatabricksという、データアナリティクスとAI系のスタートアップでセキュリティ寄りのエンジニアをやっています。
しゅん
Google本社、待遇も環境もめちゃくちゃ良かったじゃないですか。ご飯も出るし、ジムもあって、プールもあって…「一生ここで働けるな」って思ってもおかしくない環境なのに、なんで転職したんですか?
まこと
一番大きいのは、キャリアアップと新しいことを学びたいっていうところかな。
まこと
アメリカのソフトウェアエンジニアって、だいたい3〜4年ごとに転職する傾向があって、昇進・給料・知識、この3つを上げるために動く人が多いんだよね。
しゅん
あえて安定したGoogleから出ることで、次のレベルに行きたかったってことですよね。
まこと
そうそう。あと自分の場合、途中からチームのマネージャーもやってたんだけど、「マネージャーよりもIndividual Contributor(プレイヤー)としてスキル伸ばしたいな」と思うようになって。
まこと
ICに戻って、新しい技術をゴリゴリ学べる環境に行きたかったっていうのも大きかったかな。
💡ポイント
アメリカのソフトウェアエンジニアは、3〜4年ごとに転職してキャリアアップするのが普通。
「居心地がいいから残る」ではなく、昇進・給料・新しい知識の3つを上げられるかどうかで次の会社を選んでいる。
Googleのような大企業は福利厚生・環境が最強だけど、「マネージャーよりプレイヤーに戻りたい」というように、自分のスタイルに合うかどうかも大事な軸になる。
就活の時点で「一生この会社」じゃなくて、数年後にどうなりたいかから逆算して会社を選ぶ考え方もアリ。
アメリカのソフトウェアエンジニアは、3〜4年ごとに転職してキャリアアップするのが普通。
「居心地がいいから残る」ではなく、昇進・給料・新しい知識の3つを上げられるかどうかで次の会社を選んでいる。
Googleのような大企業は福利厚生・環境が最強だけど、「マネージャーよりプレイヤーに戻りたい」というように、自分のスタイルに合うかどうかも大事な軸になる。
就活の時点で「一生この会社」じゃなくて、数年後にどうなりたいかから逆算して会社を選ぶ考え方もアリ。
年収3000万?ストックオプション?報酬のリアルな中身
しゅん
動画でも話しましたけど、Googleのレベル5って、場所にもよるけど年収3000万くらいありますよね?
まこと
そうだね、だいたいそれくらいのレンジのところも全然ある感じ。もちろん場所とか条件によって変わるけど。
しゅん
で、さらにストックオプションも大きいじゃないですか。あれってどういう仕組みなんですか?
まこと
入社時にドカーンってまとめて株をもらって、4年かけて少しずつ「権利が確定」していく感じ。最初の1年で4分の1、そのあと毎月ちょっとずつ、みたいな。
まこと
だから4〜5年いると、最初にもらった分は大体取りきった状態になる。
しゅん
じゃあ4〜5年で一旦区切りがつくから、「もらうものはもらって、新しい会社に行ってまたドカーンともらう」って人も多いってことですよね。
まこと
そう。実際そういう人、かなり多いと思う。スタートアップだとキャッシュ(現金)よりストックオプションの割合が多いこともあって、ある種「上場したらめちゃくちゃ跳ねるかもしれないし、ゼロかもしれない」っていうかけだよね。
💡ポイント
GoogleなどのBig Techでは、給与+ボーナス+株(ストックオプション)のトータルで年収が決まる。
GoogleなどのBig Techでは、給与+ボーナス+株(ストックオプション)のトータルで年収が決まる。
ストックオプションは4年かけて権利が確定するので、4〜5年で一区切り→転職という動きがしやすくなる。
スタートアップは、キャッシュはBig Techほどじゃなくても、株のポテンシャルが大きいケースが多い。
就活生目線でも、「月給いくら」だけじゃなくて、株やインセンティブも含めた総報酬で見る癖をつけておくと、将来の選択肢が広がる。
ワークライフバランスと「20代はどこまで仕事に振るか」
しゅん
転職して、やっぱり忙しくなりました?
まこと
だいぶ忙しくなったね。Googleのときはワークライフバランスかなり良くて、夜7時半とかにはオフィスほぼ人いないみたいな感じだったけど、今のスタートアップだと、残業もあるし、夜や土日にちょっと仕事することも普通かな。
しゅん
20代のうちの「働き方」って、まことさん的にはどう考えてます?
まこと
僕は、リスポンシビリティ(家庭とか)が少ない若いうちに、キャリアにかなり振っておいた方がいいって考え。
まこと
子どもができたりすると、そっちに時間を割くのは当たり前だから、それまでにできるだけレベルを上げておきたいな、って。
しゅん
周りの友達も同じ感じなんですか?
まこと
半々ぐらいかな。「若いうちにいっぱい遊びたい」って人もいるし、僕みたいに「キャリアキャリアキャリア」って人もいる。
まこと
どっちが正解って話じゃないけど、自分がどっちに振りたいかは決めておいた方がいいと思う。
💡ポイント
Google本社はワークライフバランスが良く、夜はさっと帰る文化がある一方、スタートアップは忙しくなりがち。
Google本社はワークライフバランスが良く、夜はさっと帰る文化がある一方、スタートアップは忙しくなりがち。
まことさんは、家庭を持つ前の20代のうちは、あえて仕事にかなり振る派。
「若いうちに遊ぶか、キャリアに振るか」は正解がある話ではなく、自分で意識的にバランスを決めるテーマ。
就活の時点で、「自分は20代をどれくらい仕事に使いたいか」を一回言語化しておくと、会社選びやキャリアの判断軸がぶれにくくなる。
「どの仕事が向いてるか分からない」へのヒント
しゅん
就活生からよくあるのが、「どの仕事が自分に向いてるか分からない」って悩みなんですけど、まことさんはどうやって今の道を選んだんですか?
まこと
僕の場合は、高校のときに初めてコンピューターサイエンスに触れたのがきっかけ。先生が好きで、点数も良くて、自分でちょっとプロジェクト作ってみたら、それがめちゃくちゃ楽しかった。
しゅん
「楽しい」が入り口だったんですね。
まこと
うん。「これだったら1日8時間座って仕事してても耐えられるな、むしろ楽しいな」って思えたから、そのままその道に進んだって感じ。だから大それたアドバイスじゃないけど、「8時間やってもまあ楽しいか」って基準で考えるのはおすすめかも。
💡ポイント
まことさんは、「先生が好き」「点数が良い」「自分でやってみたら楽しかった」という小さいきっかけからエンジニアの道を選んでいる。
まことさんは、「先生が好き」「点数が良い」「自分でやってみたら楽しかった」という小さいきっかけからエンジニアの道を選んでいる。
決め手は、「これなら1日8時間やっても苦じゃない」と思えたかどうか。
就活生も、いきなり「天職」を当てにいくより、「長時間やってもそこそこ楽しめるか」で候補を絞る発想が現実的。
「向いてるかどうか」は、やってみないと分からない部分が大きいので、少しでも楽しいと思えた領域にまず飛び込んでみるのが一歩目になる。
英語力・スキルアップは「環境」に投資する
しゅん
最後にちょっと就活からズレるんですけど、まことさん、日本語・英語・中国語しゃべれるじゃないですか。英語はどうやって話せるようになったんですか?
まこと
僕の場合は、英語しかしゃべらない環境に置かれたっていうのが大きいかな。こっち来る前は、日本と同じで受験用の英語で、読み書きがメインだったし。
しゅん
今だったら、どうやって勉強するのが良さそうですか?
まこと
今は、言語学習アプリもあるし、オンラインでチューターを探して話すこともできるじゃん。
まこと
結局、しゃべれるようになるには、実際にしゃべる練習をどれだけするかが大事だと思う。
💡ポイント
スピーキングは、単語帳や文法よりも、「しゃべる練習」そのものが圧倒的に重要。
「英語しかしゃべらない環境」に近い状態をつくると、伸び方が変わる。
今はアプリやオンラインチューターなど、話す環境にアクセスしやすい時代なので、それを使わない手はない。
グローバル企業や海外就職を少しでも考えるなら、就活前から「話す英語」に投資しておくと武器になる。
スピーキングは、単語帳や文法よりも、「しゃべる練習」そのものが圧倒的に重要。
「英語しかしゃべらない環境」に近い状態をつくると、伸び方が変わる。
今はアプリやオンラインチューターなど、話す環境にアクセスしやすい時代なので、それを使わない手はない。
グローバル企業や海外就職を少しでも考えるなら、就活前から「話す英語」に投資しておくと武器になる。
まとめ
✔︎アメリカのソフトウェアエンジニアは、3〜4年ごとの転職でキャリアアップするのが普通。
✔︎報酬は「月給」だけでなく、ストックオプションを含めた総額で見るのが大事。
✔︎20代は、仕事にどれくらい時間を振るかを自分で決めておくと、キャリアの選択がしやすい。
✔︎職業選びは、「1日8時間やってもそこそこ楽しいか」を基準にすると現実的。
✔︎英語やスキルは、自分をその言語・技術を使わざるをえない環境に置くことで一気に伸びる。
✔︎報酬は「月給」だけでなく、ストックオプションを含めた総額で見るのが大事。
✔︎20代は、仕事にどれくらい時間を振るかを自分で決めておくと、キャリアの選択がしやすい。
✔︎職業選びは、「1日8時間やってもそこそこ楽しいか」を基準にすると現実的。
✔︎英語やスキルは、自分をその言語・技術を使わざるをえない環境に置くことで一気に伸びる。
まこと
「どの会社が正解か」よりも、「数年後の自分をどう成長させたいか」をまず決めてみよう。
そこから逆算して会社や環境を選ぶのが、20代キャリアのいちばんの近道です。
そこから逆算して会社や環境を選ぶのが、20代キャリアのいちばんの近道です。
