27卒で面接が本格化してくると、「ガクチカも自己紹介も一応話せる。でもこれで本当に通るの…?」って不安になりますよね。今回の動画では、27卒のももさんがトイアンナさん相手にガチ模擬面接。そのやりとりから「ここさえ押さえれば、冬までに内定ある」というポイントがぎゅっと詰まっていました。
トピック①:27卒もも、今の就活状況と「小売志望」の本音
最近の就活事情とは?
もも:武蔵野大学法学部政治学科から参りました、ももと申します。大学では若者への選挙啓発や、都市政策のケーススタディに取り組んできました。就活YouTubeチャンネル「しゅんダイアリー」を運営する会社で、長期インターンとして動画ディレクターもしていました。本日はよろしくお願いいたします。
とっきー:よろしくお願いします。最近はどんな感じで就活してるの?
もも:最近はESを出してばっかりで、面接練習は正直あまりできていなくて…。ちゃんとしゃべれるか不安なんですけど、今の自分の全力で頑張りたいと思います。
トイ:今回の想定はどのあたりの業界でいきましょうか?
もも:今受けているところが多いのは小売業界です。メインは本社志望なんですけど、ESを出しているのは店舗勤務のところが多いです。
トイ:なるほど。じゃあ「小売業・店舗勤務多め、本社志望」という前提で、今日は面接を見ていきたいと思います。
自己紹介では「大学・専攻・取り組んだこと・インターン実績」まで言えていると、一気に印象が整います。「最近はESばかりで面接は不安」と正直に言いつつ、「今の全力で頑張る」と前向きさで締めているのが好印象。模擬面接でも、本番と同じテンション・フォーマットで自己紹介する練習をしておくと、そのまま本番に持っていきやすくなります。
トピック②:ガクチカ・強みは「結論+数字」から/そして早口問題
ガクチカを教えてください
トイ:まず、学生時代に力を入れたことを教えてください。
もも:私が学生時代に特に力を入れた活動は、就活YouTubeチャンネル「しゅんダイアリー」を運営する会社で、動画ディレクターとして年間約80本以上の動画に出演・制作したことです。主に注力したことが2つありまして、1つ目がファン化施策、2つ目が就活終了後もチャンネル登録を継続してもらうための企画です——(中略:具体的な施策説明)
トイ:全体としてはすごくわかりやすかったです。ただ、まず話す速度が早すぎ問題。YouTubeショートとかTikTokくらいのスピード感でした。小年配の面接官だと、正直きついスピードです。
もも:自分では、前より3分の1くらいの速度で話してるつもりでした…。
トイ:それでもまだ早いです。録音・録画して、自分のスピードを客観的に見る練習をしてほしいですね。今の「半分の速度」でちょうど良いくらい。
トイ:もう1点、結論の出し方も惜しかったです。本当は最初に「結果」を言ってほしい。例えばガクチカなら「私がYouTubeチャンネルで頑張ったことは、コメント数を3倍に増やしたことです」。そのあとに「そのためにファン化施策として〜」と続ける。これだけで、通過率かなり上がるので、ぜひ試してほしいです。
面接は「YouTubeショートの早口」だと情報量が多すぎて、面接官が追いつけません。自分の主観より「半分の速度」がちょうどいいくらい。ガクチカや強みは「結果(結論)→プロセス」の順番で話すのが鉄則。「コメント数3倍」「年間80本」など、数字でインパクトを先に出すと、面接官が一気に引き込まれます。録音・録画して、自分の話すスピードと聞きやすさを客観的にチェックする習慣をつけておくと、本番でも安定します。
トピック③:弱みは「テンプレNG」より“自分で研究した弱み+対策”が刺さる
弱みは何ですか?
トイ:逆に、ご自身の弱みってあると思いますか?
もも:私、自分で弱み多い人間だなと思っているんですけど、最近フィードバックを受けて「これは確かに弱みだな」と感じたのが、白黒をはっきりつけたい性格です。先日の複数デイズインターンでリーダーを任せていただいたとき、議論が行き詰まった場面で、深掘りする前に「これゼロか100かはっきりさせたい」と思ってしまって、議論に深みを持たせられない、というフィードバックをもらいました。そこからは、一度立ち止まって周りの意見を聞き、その上で進めるか、視点を変えるかをみんなで考えるように意識するようになりました。
トイ:この弱みの出し方、すごく良かったです。白黒はっきりさせたいって、テンプレじゃない回答なんですよね。自分の弱点を自分で研究して、困った具体的な場面と、その後どう改善しているかまで話せている。「この人は今後壁に当たっても、自分で改善していける人だな」と信頼されると思います。
弱みは「よくある無難ワード」より、自分でちゃんと分析した“リアルな弱さ”のほうが説得力があります。「弱み → それが出て困った具体的場面 → そこからの対策・行動」まで話すと、面接官は“伸びしろ”としてポジティブに受け取ってくれます。「白黒はっきりつけたい」「ゼロか100かで判断しがち」など、自分の思考パターンレベルで言語化できると、一気にオリジナルな回答になります。弱みは“完璧に治りました!”ではなく「こう意識して行動している途中です」とプロセスを見せるのがポイントです。
トピック④:就活の軸と「モチベ低い人」との付き合い方を聞く理由
就活で大事にしていることは何ですか?
トイ:就職活動で、大事にしていることは何ですか?
もも:就活で大事にしていることは2つあります。1つ目が「どんな人たちと働くか」、2つ目が「自分が扱っている商材やサービスに誇りを持てるか」です。私は興味の幅が広いので、扱うモノにはあまり制限をかけていないんですけど、これまでのグループワークなどで「同じ志を持つ人と一緒に頑張ること」が自分にとって大事だなと感じて、この2つを軸にしています。
トイ:少し意地悪な質問ですが、大人数で働くと、どうしてもモチベが低い人も混ざりますよね。「会社辞めたい」「こんなのやっても無駄」とか。そういう人と一緒に働く時、どうしていますか?
もも:インターンのグループワークでも、私はやるからには優勝したいタイプなんですけど、「優遇もらえればいいや」という人もやっぱりいます。その中でも、5〜6人のチームなら全員に役割を持ってもらうことを意識していて、発言が得意じゃなくても、アイデアを聞いてみるとすごく良い意見が出てくる人もいます。そういうときは「素直にすごいと思った」と伝えて、その人のことを尊敬している、とちゃんと口に出すようにしています。結果的に、全員が主体的に、雰囲気よく取り組めるグループワークができているかなと感じています。
トイ:さっきの意地悪質問に対しても、答え完璧でした。「モチベ低い人を切り捨てるタイプではない」と伝わるので、職場に入っても安心だなと思います。
「就活の軸は何ですか?」と聞かれるのは、その人の意思決定の価値観を知りたいから。「人」と「商材への誇り」という2軸は、どの業界でも使いやすく、深掘りしやすい軸です。「モチベ低い人とどうする?」という意地悪質問は、「チームメンバーを切り捨てないか」「雰囲気を壊さないか」を見ています。役割を配る・良いところは素直に褒めて伝える、というスタンスは、評価されやすい具体行動です。
トピック⑤:志望動機の“浅さ”と、向いている業界タイプ/冬までに内定を取るには?
小売り業界を志望している理由は?
トイ:続けて、小売業界を志望している理由を教えてください。
もも:チームで働くことが好きなことと、自分が扱う商材に誇りを持ちたいという2点から、一番それがわかりやすいのが小売業界だと考えています。同じ商材を扱う人同士だからこそ、それぞれの思いや志望理由を共有し合って、自分の成長にもつなげられるのではないかと思い志望しています。また、これまで私自身が御社の商材に支えられてきたと感じていて、その商品をもっと多くの人に知ってもらいたいという気持ちがあります。
トイ:正直に言うと、業界の志望理由はちょっとしんどかったですね…。「同じ商材を扱う人なら同じモチベでいけるはず」というのは、どの業界でも言えてしまうんです。証券でも、メーカーでも。薄くまとまってしまっていて、もったいないなと。
とっきー:たしかに、最終とかだとかなり突っ込まれそうですね。
トイ:一方で、話を聞いていて「なんで広告とかメディアに行かないんだろう」と思いました。長期インターンでメディア・広告ど真ん中の経験をしているのに、それを業界選びに全く使っていないのは、不思議がられるかもしれません。それから、せっかちで、知的好奇心が高いタイプなので、プロジェクト単位で仕事が回る業界——広告やコンサルなど——は向いていると思います。大きい山が来て、終わって、次のプロジェクト…というサイクルのほうが、多分ずっと楽しい。
トイ:とはいえ、1次2次は普通に通るレベルには来ています。今が80点くらい。話す速度と志望動機さえ整えれば、最終も全然狙えると思うので、冬までに内定ありますよ。
志望動機が「どの業界でも言える内容」になっていると、最終面接で一気に厳しく見られます。「商品に支えられた経験」「その会社・業界だからこそできる価値」まで落とし込めると、一気に本気度が伝わります。自分のガクチカやインターン経験から「そもそも向いている業界はどこか?」を逆算して考えるのも大事。トイさんいわく、ももさんは「せっかち+知的好奇心高め」なので、プロジェクトごとに山を越えていくタイプの仕事(広告・メディア・コンサルなど)が向いている可能性大。1次2次は「自己紹介・ガクチカ・弱み」が整っていれば通りやすいですが、最終は「志望動機の深さ・業界理解」で勝負になります。
✓自己紹介は「大学・専攻・活動・インターン実績」までコンパクトに入れると、一気に整理されて見える。
✓ガクチカ・強みは「結論+数字 → プロセス」の順番で、いつもの半分のスピードで話すのがコツ。
✓弱みはテンプレではなく「自分で研究した弱み+困った場面+対策」まで話すと、信頼される。
✓就活の軸と「モチベ低い人との関わり方」から、チームでのスタンスが見られている。
✓最終面接は「どの業界でも言える志望動機」だと落ちる。経験から逆算して、業界・仕事のタイプまで言語化することが大事。
