新卒で大手教育業界に入社するも、適応障害によりわずか半年で退職した方のリアルな体験談をお届けします。「大手だから」という理由での企業選びの危険性や、就活生が陥りがちな「自己分析の罠」について解説します。
1. 「大手ブランド」と「いつか希望の部署へ」という期待の落とし穴
しずさんは本来、広告やクリエイティブ業界を志望していました。しかし、就活のイベントで出会った教育業界の大手企業に対し、「本社に行けばCMを作れる部署がある」「大手だから転職にも有利そう」という下心やプライドから入社を決意してしまいました。
「現場で1年頑張れば希望部署に行けるかもしれない」という期待を抱いて入社しましたが、実際には厳しい現場環境が待っており、結果的にやりたい仕事には辿り着けませんでした。ネームバリューや不確実な未来への期待だけで企業を選ぶことの危険性が分かります。
2. 「偽りの自己分析」が招いたミスマッチと適応障害
入社後、しずさんを待っていたのは「ノルマはないと言われていたのに、新規獲得のランキングがある」「教育係の先輩が下には厳しく上には媚びる」という、理不尽で体育会系な環境でした。その結果、食事や睡眠がとれなくなり、適応障害で休職・退職を余儀なくされます。
なぜこのミスマッチが起きたのでしょうか?
しずさんは就活時、自己分析において「企業に好かれそうな性格」に見栄を張ってしまい、自分を偽って分析していたと振り返ります。自分の本当の性格(自己肯定感が低め、完璧主義など)を無視して体育会系の環境に飛び込んでしまったことが、最大の失敗でした。
3. 「仕事より自分」社会人赤ちゃんで襲いかかる理不尽
社会人になると、入社数ヶ月の「社会人赤ちゃん」であっても、理不尽な環境や重い責任が容赦なく降りかかってきます。しずさんは辛い経験を経て、「やりたいことよりも健康が第一」という考えに大きく変わったと語ります。 「仕事はいくらでもあるけれど、自分は一つしかない」という言葉の通り、心身を壊してしまっては元も子もありません。
【要点まとめ】
②「本音の自己分析」が絶対に必要: 企業にウケるように自分を偽るのではなく、自分の本当の性格やストレス耐性を正しく理解し、それに合う社風の企業を選ぶことが最も重要。
③心身の健康が何よりも最優先: 社会人には理不尽なことも多い。もし環境が合わずに心身に異常をきたした場合は、仕事よりも自分自身を守る選択(退職や休職)を躊躇しないこと。
