就活が終わって「これから社会人だ…!」ってタイミングって、嬉しさと不安がごちゃ混ぜになりますよね。
SNSで見る“キラキラ1年目”と、実際の現場のギャップも気になるところ。
この記事では、
ITメガベンチャー2年目/元リクルート→起業3年目/食品メーカー3年目
という3人の若手社会人に、「1〜3年目のリアル」を根掘り葉掘り聞いてきました。
「1年目って何がしんどい?」「2年目・3年目は何が変わる?」
そんなモヤモヤが少しでもスッキリして、「社会人になるの楽しみかも」と思えるきっかけになればうれしいです。
とっきー
どうもこんにちは、しゅんダイアリーメンバーのとっきーです。まずは自己紹介からお願いします!
すず
社会人2年目で、ITメガベンチャーのマーケティング系部署で働いているすずです。スタートアップからメガベンチャーに転職して、「でかい会社ってこうなんだ…」を日々体感してます。よろしくお願いします。
星さん
現在社会人3年目の星です。新卒でリクルートに入って2年働いたあと退職して、今は友人と起業してます。エスニック料理好きのコミュニティやメディアをやったり、わりとカオスに楽しく生きてます。お願いします。
きいさん
同じく社会人3年目で、食品メーカーに勤務しているきいです。入社以来ずっと同じ会社で、工場〜本社までいろんな人と関わりながら働いてます。よろしくお願いします。
トピック①:「これが社会人か……」と思った瞬間
とっきー
今日は「これから社会人になる人」がメインターゲットなんですけど、まずは1年目を思い出してもらって…入社して一番最初に『うわ、これが社会人か…』ってなった瞬間ってありますか?ちょっとマイナス寄りのやつ。
すず
ルールの多さ、ですね…。スタートアップからメガベンチャーに行ったから、急にコンプラとか社内ルールが増えて、最初かなりしんどかったです。Xの投稿ひとつでも、文章の一文ずつ・単語レベルで細かくチェックされて、「こんなところまで配慮しなきゃいけないの!?」って。
星さん
それ分かる。僕もリクルート時代、チェックがめちゃくちゃ多かった。コンプラのチェックシートが月1で更新されて、「何とか違反してないか」を全部確認してからじゃないと出せないとか。あと、Excelと契約書の多さね。スタートアップ時代Googleスプレッドシートばっかり使ってたから、「あ、これが大企業か」って思いました。
とっきー
たしかに、大企業=Excelとルールってイメージあるかも。
きいさん
私は「関わる人の幅」ですかね。1年目から、同じグループ内に“20年以上勤めてる人〜40年勤めてる人”がいる世界で働くことになって。部署もフロアも拠点も違う人とやり取りするし、年齢層もめちゃくちゃ広い。それが「社会の一部に入ったんだな」って実感でした。ただ、最初はコミュニケーションが結構キツくて…。上の世代の人って、はっきり言う人も多くて「そんな言い方しなくてもよくない!?」って何回も心折れかけました。
💡ポイント
社会人になると、仕事内容そのものより「ルール・コンプラ・社内フロー」の多さにまず驚きがち。特に大きい会社ほど、SNS投稿や企画ひとつでもチェックステップが増え、「自由にやる」とは全然違う。関わる人の数と年齢層が一気に広がり、“20年以上働いてる人と一緒に仕事する”世界に最初は戸惑うのが普通。言い方がストレートな人もいて、学生ノリのままだとメンタル削られやすいけど、それも「社会の一部に入った証拠」ととらえると少しラクになる。
社会人になると、仕事内容そのものより「ルール・コンプラ・社内フロー」の多さにまず驚きがち。特に大きい会社ほど、SNS投稿や企画ひとつでもチェックステップが増え、「自由にやる」とは全然違う。関わる人の数と年齢層が一気に広がり、“20年以上働いてる人と一緒に仕事する”世界に最初は戸惑うのが普通。言い方がストレートな人もいて、学生ノリのままだとメンタル削られやすいけど、それも「社会の一部に入った証拠」ととらえると少しラクになる。
トピック②:1年目で一番しんどかった瞬間
とっきー
じゃあ、1年目の中で「ここが人生最大レベルでキツかった」って瞬間はいつでした?
きいさん
私は入社して半年くらいの10月ですね。ルーティン業務も3〜4回は経験してて、「今回こそミスなくできる!」と思って出すんですけど、また同じところを指摘されるんです。そのタイミングで、営業職の同期は「初受注!」みたいな目に見える成果が出始めてて…。「もうすぐ次の代が入ってくるのに、私まだこれくらいしかできないんだ…」って、劣等感が一番大きかったです。
星さん
僕は年度末の3月。会社が年度末締めで、予算が数千万円単位で余ることがあるんですよ。「誰からも指示は出ないけど、お金はある。でもちゃんと使わないと怒られる」みたいな状況で、使いどころを自分で決めなきゃいけなくて。結果、結構なお金を使ったのにあまり成果につながらなくて、「本当に自分の力不足で会社に迷惑かけてる…」って本気でへこみました。
すず
私はさっきの話とちょっとつながるんですけど、裁量が“広すぎる”ことがしんどかったです。TikTokの企画ひとつやるにも、ホームチェック・ビジビリチェック・スケジュール調整…って全部自分でやらないといけなくて。「企画だけ考えればいい」じゃなくて、その周辺の配慮も全部含めて仕事なんだって知って、最初はかなり疲れました。あと、英語の契約書を作るときに、最初はサイトからコピペして先輩に丸投げしてたらめちゃくちゃ怒られて(笑)「一文一文ちゃんと自分で確認して、日本語に訳して、意図を理解した上で作って」って。そこで、「ここまでやらないと“仕事した”ことにならないんだ」って痛感しましたね。
💡ポイント
1年目の「半年〜年度末」は、“できる同期”と比較して劣等感を感じやすい時期。裁量が大きい会社ほど、「企画以外の調整・確認・配慮」も全部仕事に含まれていて、そこに一気に慣れようとして疲れがち。上司や先輩は「自分で考えきるところまでやる」ことを期待していて、丸投げはすぐバレるし怒られやすい。でも裏を返すと、「そこまで任されている」ということでもあり、乗り越えれば一気に成長できるポイントでもある。
1年目の「半年〜年度末」は、“できる同期”と比較して劣等感を感じやすい時期。裁量が大きい会社ほど、「企画以外の調整・確認・配慮」も全部仕事に含まれていて、そこに一気に慣れようとして疲れがち。上司や先輩は「自分で考えきるところまでやる」ことを期待していて、丸投げはすぐバレるし怒られやすい。でも裏を返すと、「そこまで任されている」ということでもあり、乗り越えれば一気に成長できるポイントでもある。
トピック③:1年目を乗り切るコツとマインドセット
とっきー
今の話を踏まえて、「1年目はこういうマインドでいたほうがいい」「これやっておくといいよ」ってアドバイスありますか?
星さん
僕は「断る力を持て」ですね。部署も人も多い会社だと、上長以外からも仕事のお願いが飛んでくるんです。全部にリアクションしてるとマジで仕事が進まない。だから、自分で優先順位つけて、「今はここまでしかできません」とか、ちゃんと言葉にするの大事だと思います。
すず
私は逆で、「1年目は基本なんでも引き受けてみる」派でした。うちの会社は上長を通じて仕事が降ってくることが多くて、そもそも「この人ならできる範囲」しか降ってこない感覚があったので。もちろんキャパオーバーはよくないけど、最初はちょっと背伸びしてでもやってみたほうが経験値はたまるかなって。
きいさん
私は2つあって、1つ目は「ミスを恐れすぎない」こと。1年目で何千億動かすとかじゃないし、目の前の仕事をちゃんとこなすだけでも十分えらい、っていうマインドでいたほうがいいなって。2つ目は、「周りを頼ること」。「今聞いていいのかな…」って思うことでも先輩に聞きに行ったら、意外と新しい視点をくれたり、組織全体にとってプラスになることも多くて。1年目だからこそ質問できるし、聞けるうちにいっぱい聞いたほうがいいと思います。
すず
あと私、毎月振り返りしてました。「今月の目標」「できたこと」「できなかったこと」をノートに書いてて、それのおかげで2月に大きい仕事を任せてもらえたなって。最初は“できないこと”ばっかり見て自己肯定感下がってたんですけど、「できるようになったこと」もちゃんと書くようにしたら、だんだん自信ついてきました。
💡ポイント
1年目は、「全部引き受ける」か「ちゃんと断る」か、会社や環境によって正解が変わる。上長経由で仕事が降りてくるならチャレンジ多めもアリ。いろんな人から直接依頼が飛んでくるなら、優先順位を決めて断る力も必要。「ミス=終わり」ではなく、1年目のうちは“経験値をためる時期”と考えたほうが気持ちがラク。分からないことは抱え込まずに、先輩にどんどん聞いていいのは1年目の特権。毎月の振り返りで「できたこと」も言語化すると、自己肯定感が下がりすぎず、成長も実感しやすい。
1年目は、「全部引き受ける」か「ちゃんと断る」か、会社や環境によって正解が変わる。上長経由で仕事が降りてくるならチャレンジ多めもアリ。いろんな人から直接依頼が飛んでくるなら、優先順位を決めて断る力も必要。「ミス=終わり」ではなく、1年目のうちは“経験値をためる時期”と考えたほうが気持ちがラク。分からないことは抱え込まずに、先輩にどんどん聞いていいのは1年目の特権。毎月の振り返りで「できたこと」も言語化すると、自己肯定感が下がりすぎず、成長も実感しやすい。
トピック④:2年目で変わること・見えてくる景色
とっきー
そこから2年目に入って、「1年目とここが変わったな」って感じるところは?
すず
一番は「慣れた」ことですね。プロジェクトに1人でアサインされても、「先輩に相談しつつ自分で回せるな」って思えるようになりました。
半年〜1年経験すると、「何月にどういうイベントがあって、何をしないといけないか」がひと通り分かるんですよ。それだけでかなり動きやすくなりました。
半年〜1年経験すると、「何月にどういうイベントがあって、何をしないといけないか」がひと通り分かるんですよ。それだけでかなり動きやすくなりました。
きいさん
仕事内容自体は大きく変わらないんですけど、心の余裕が出てくるのが2年目かなって。ミスしても「先輩もミスるしな」って思えるようになって(笑)、「こう進めれば成果が出やすいな」みたいな感覚も少しずつ分かってきて、ビビりすぎなくなりました。
星さん
あとは、会社全体のことが見え始めるのも2年目かな。1年目は自分の部署のことしか分からないけど、いろんな部署と関わってくると「この部署ってこんな仕事してるんだ」とか、「この先輩はこういう部署を経て今ここにいるんだ」みたいなキャリアの流れも見えてくる。そこから“じゃあ自分はどうしたいんだろう”ってキャリアを考え始めるのが2年目〜25歳くらいな気がします。
💡ポイント
2年目は、業務そのものより、「会社のサイクル」と「仕事の型」をつかんで動きやすくなる時期。1年目よりミスへの恐怖心が少し下がり、「どう動けばいいか」が感覚的に分かってきて、心の余裕が生まれる。部署をまたいだ関わりが増え、会社全体の構造や先輩たちのキャリアの流れが見え始める。その中で、「自分はこのままこの部署でいいのか」「次はどんな仕事をしたいか」など、キャリアを具体的に考え始める人が増える。
2年目は、業務そのものより、「会社のサイクル」と「仕事の型」をつかんで動きやすくなる時期。1年目よりミスへの恐怖心が少し下がり、「どう動けばいいか」が感覚的に分かってきて、心の余裕が生まれる。部署をまたいだ関わりが増え、会社全体の構造や先輩たちのキャリアの流れが見え始める。その中で、「自分はこのままこの部署でいいのか」「次はどんな仕事をしたいか」など、キャリアを具体的に考え始める人が増える。
トピック⑤:3年目で考えるキャリアとライフプラン
とっきー
じゃあ3年目。星さんときいさんは3年目ですけど、どんなことを考えるようになりました?
きいさん
3年目になると、「次の部署どうする?」が急にリアルになってきます。うちの会社は「10年で3部署ローテーション」みたいなイメージがあるので、「3〜4年目で1部署目が終わるのかな」「じゃあ次何したいんだろう」っていうのは日々考えるようになりました。あと、ライフとキャリアをセットで考えるようになったかも。結婚とか出産のタイミングも周りで増えてきて、「転職と出産どっち先にする?」みたいな話もリアルになってきますね。
星さん
僕は逆に、3年目を“最後に気兼ねなく挑戦できるタイミング”だと思ってて。第二新卒カードもまだ使えるし、社会人経験もそれなりにある。「会社にいながらやりたいことを試す」「その延長線上で起業や副業をお金に変えられるか挑戦してみる」にはすごくいい時期だと思います。実際、3年目前後で転職する人・起業する人ってめちゃくちゃ多いですしね。
とっきー
就活の時に話してた内容と、3年目で話してる内容って全然違います?
星さん
全然違う(笑)。就活生の時は「大手がいいか、ベンチャーがいいか」みたいな話が多かったけど、今は「転職どうする」「どのタイミングで出産する」「どの地でどんな働き方したいか」みたいな話がメイン。人生計画っぽいけど、実際は計画通りにはいかないから、あんまり固めすぎなくてもいいかなとは思います。
💡ポイント
3年目になると、会社によってはローテーションや異動が現実的に見えてくる時期。同時に、「結婚・出産・転職」などのライフイベントも視野に入り、ライフとキャリアをセットで考え始める人が多い。第二新卒カードが使える最後の頃でもあり、「一番気兼ねなく挑戦しやすいタイミング」とも言える。とはいえ、人生は計画通りいかないことのほうが多いので、「計画をガチガチに固める」より、今の自分が納得できる選択を1つずつ積み重ねる考え方が大切。
3年目になると、会社によってはローテーションや異動が現実的に見えてくる時期。同時に、「結婚・出産・転職」などのライフイベントも視野に入り、ライフとキャリアをセットで考え始める人が多い。第二新卒カードが使える最後の頃でもあり、「一番気兼ねなく挑戦しやすいタイミング」とも言える。とはいえ、人生は計画通りいかないことのほうが多いので、「計画をガチガチに固める」より、今の自分が納得できる選択を1つずつ積み重ねる考え方が大切。
トピック⑥:1〜3年目を一言でまとめると?
とっきー
ここまでいろいろ話してもらったんですけど、最後に「1年目は〇〇の年、2年目は〇〇の年、3年目は〇〇の年」って感じで、一言でまとめるとどうなりますか?
すず
1年目:耐え・挑戦・経験の年。仕事も人間関係も新しいことばっかりで、とにかく耐えつつ挑戦して、経験をためる時期。2年目:慣れの年。会社のサイクルや自分の仕事の型が分かってきて、余裕が出てくる。そこから「改善」も考えられるようになる。3年目:向き合う・思考・展望の年。これからのキャリアや人生とちゃんと向き合って、次どうしたいかを考え始めるタイミングかなと思います。
星さん
イメージ的には僕もほぼ一緒ですね。「耐える→慣れる→考える(次を描く)」みたいな3年間かなって感じです。
💡ポイント
1年目は、“新しい世界に慣れるだけで十分えらい”時期。とにかく経験をためる。2年目は、「慣れ+ちょっとした改善」ができるようになるステージ。仕事の型が決まり始める。3年目は、「この先どうしたいか」を自分なりに言語化していく時期。異動・転職・挑戦など選択肢が広がる。
1年目は、“新しい世界に慣れるだけで十分えらい”時期。とにかく経験をためる。2年目は、「慣れ+ちょっとした改善」ができるようになるステージ。仕事の型が決まり始める。3年目は、「この先どうしたいか」を自分なりに言語化していく時期。異動・転職・挑戦など選択肢が広がる。
まとめ
✓1年目は「ルール・人間関係・裁量」に戸惑いながらも、経験をためる“耐え&挑戦”の時期。
✓2年目になると仕事に慣れ、会社全体の構造が見え始めて、キャリアを考え出す余裕が出てくる。
✓3年目は、異動・転職・ライフイベントも視野に入り、「この先どう生きるか」を具体的に考え始めるタイミング
✓計画通りにいかなくて当たり前。目の前の仕事に向き合いながら、少しずつ自分の解像度を上げていけばOK
✓1年目は「ルール・人間関係・裁量」に戸惑いながらも、経験をためる“耐え&挑戦”の時期。
✓2年目になると仕事に慣れ、会社全体の構造が見え始めて、キャリアを考え出す余裕が出てくる。
✓3年目は、異動・転職・ライフイベントも視野に入り、「この先どう生きるか」を具体的に考え始めるタイミング
✓計画通りにいかなくて当たり前。目の前の仕事に向き合いながら、少しずつ自分の解像度を上げていけばOK
星さん
不安があるということは、「ちゃんと考えてる」ってことでもあります。完璧な答えを今出そうとしなくていいので、まずは自分がワクワクできる選択を1つしてみるところから始めてみよう。
