これからの数ヶ月で何をどの順番でやればいいかが分かれば、焦りよりも「やることリスト」が見えて一気に気持ちが楽になります。この記事では9〜12月の動き方と、タイパ良く逆転する考え方を整理します。
慶應義塾大学卒業後、P&GとLVMHでマーケティング職として勤務。その後独立し、就活オタクとして累計数千人以上のES・面接を見てきた経験をもとに『確実内定』など就活本を執筆。現在も企業・学生双方の支援を行っている。
出遅れ27卒でも「まだトップ集団」にいる理由
早期内定より「納得感」のある内定を取りにいく
トイさん:SNSを見ると夏からインターンに行っている人や、もう内定を取っている人がたくさん目に入るので、出遅れた気持ちになるのは自然なことだと思います。ただ実際の就活市場を見ると、冬から本格的に動き出す学生も多いですし、本選考を春スタートにしている学生もたくさんいます。
トイさん:夏が終わった今の時点では、まだ十分トップ集団側にいるので「もう終わった」とは全く思わなくて大丈夫です。
トイさん:大事なのは「早く内定が出たか」ではなくて、自分の軸に合った会社から「納得できる内定」を取れているかどうかです。自分で考えた価値観や働き方に合う会社を選べて、「社会人1年目が楽しみ」と思える内定を取りに行きましょう。
夏インターンや早期内定の有無よりも、自分の軸に合う会社から納得できる内定を取れるかどうかが重要で、27卒はまだ十分トップ集団側にいる。
9月にやるべきことは「タイパ重視のエントリー」
秋冬インターン応募とオファーボックス活用を組み合わせる
トイさん:9月にまずやってほしいのは、秋冬インターンへの応募をとにかく増やすことです。応募と聞くとESを書いて、締切を調べて、Webテストを受けてと構えてしまう人が多いのですが、サクッとプレエントリーだけで応募扱いになる企業もたくさんあります。
トイさん:さらに「自分で全部探して全部入力する」だけが就活ではなくて、オファーボックスのようにプロフィールを一度作っておくと、企業の側から「説明会に来ませんか」「面談しませんか」と声をかけてもらえる仕組みもあります。
トイさん:出遅れたと感じている人ほど「自分から苦労して探す応募」だけにこだわらず、「一度登録しておけば声がかかる応募ルート」を持っておいた方がタイパが良くなります。たくさんエントリーして企業を見ると、比較ができるようになり「自分はこういう会社が好きだったんだ」と気づけるので、その後の志望動機にも強さが出てきます。
9月は秋冬インターンにサクッと応募しつつ、オファーボックスのようなオファー型サービスにプロフィールを登録して「自分からの応募」と「企業からの声かけ」の両方を持つことで、タイパ良く選択肢と比較材料を増やす。
オファーボックスを「就活の土台」にする使い方
プロフィールを一気に作って毎日の“小さな前進”に変える
トイさん:オファーボックスに一度きちんとプロフィールを書き込んでおくと、そのデータはそのまま他社のESを作るときの素材にもなります。自己PRやガクチカを3つ書いておく欄があるので、電車の中などのスキマ時間に少しずつ埋めていき、ある程度形になったら一度「全部入力した状態」を作るのがおすすめです。
トイさん:やる気がある日に4〜5時間まとめて使って、一気にプロフィールを90%くらいまで埋めてしまえば、その後は文面を整えてコピペするだけで他のESにも転用できます。
トイさん:どうしてもやる気が出ない日でも、寝る前にオファーを承認するボタンを1つ押すだけで「今日は就活を1歩進めた」という感覚を持てるのも、メンタル的に大きいです。準備中モードを使えば、動画や写真などが揃うまでは企業からのオファーを止めておけるので、自分が納得できるプロフィールになってからオファーを受けられるのも便利なポイントです。
オファーボックスのプロフィールを一度集中的に埋めておくと、その内容を他社ESにも流用でき、やる気がない日でも「承認ボタンを押すだけ」で前進を作れるため、就活全体のタイパと心理的ハードルが下がる。
エピソード選びは「一貫した自分像」を決めてから
強みの見せ方を揃えることでオファーの質が変わる
トイさん:就活でエピソードを選ぶとき、多くの人が「とにかく頑張ったことを全部書こう」として、バイトもサークルもゼミも盛り込みがちです。ただ読む側からすると、毎回違う顔を見せられると「結局この人はどういうタイプなのか」が分かりづらくなり、印象に残りにくくなります。
トイさん:まずは「勉強ができる真面目な自分を見せたいのか」「同時並行でマルチタスクをこなせる自分を見せたいのか」「一つのことをコツコツやり切る自分を見せたいのか」といった軸を一つ決めることが大事です。
トイさん:そのうえで、バイト・ゼミ・サークルなど複数のエピソードをすべてその軸に合わせて語り直すと、「どんな場面でもこの強みが出ている人」という一貫したイメージになります。オファーボックス内の自己PRやエピソード欄も、この一貫性を意識して書き分けてみると、どの業界からオファーが増えるかという変化も見えてきます。
まず「どんな自分として見られたいか」という強みの軸を決め、その軸に沿うようにバイト・ゼミ・サークルなど複数のエピソードを語り直すことで、一貫した印象になりオファーや選考で覚えてもらいやすくなる。
10〜12月の逆転スケジュールと年明けへのつなぎ方
10月ES→10月Webテスト→11月優遇選考→12月面接対策
トイさん:10月時点でESが一枚も完成していないなら、ここからは少しだけ焦って動き始めた方がいいタイミングです。まずはオファーボックスの自己PRやガクチカ欄を60点のクオリティでいいので一気に書き切り、その文章をベースに他社向けのESを整えていきましょう。
トイさん:同じ10月のうちにSPIや玉手箱などのWebテストも一度模試を受けてみて、自分の得点レンジを把握し、必要なら苦手科目だけを重点的に勉強しておくと本番の足切りを避けやすくなります。
トイさん:11月は、オファーボックス経由で届く優遇選考チケットや早期面接の案内をしっかりチェックしながら、ESを一度見直し、内定者やキャリアセンターなど第三者の添削を受けてブラッシュアップする時期です。
トイさん:12月は授業やバイトで忙しくなりがちなので、優先順位としては「面接対策」に集中するのがおすすめで、AI面接練習など予約不要のツールも組み合わせて、とにかく場数と自己フィードバックを増やしていきましょう。
10月にESとWebテストで土台を作り、11月に優遇選考や面接のチャンスを取りに行きつつESを磨き、12月はAI面接なども活用して面接対策に集中することで、年内内定や年明けスタートに十分間に合う逆転ルートが作れる。
まとめ
まずはオファーボックスのプロフィールを一気に埋めて、自己PRやガクチカをひととおり言語化してしまえば、それが他社ESや面接対策のベースになり、「何もやっていない」状態から一気に抜け出せる。
そのうえで、自分の強みの軸を一つ決めてエピソードの一貫性を持たせながら、10〜12月はES→Webテスト→優遇選考→面接対策の順に優先順位をつけて進めれば、年明けには「自分の力で人生を動かしている感覚」を持てる就活の土台が整っているはず。
