顔採用は本当にある?人事のアンケートと元リクルート社員の話でわかる『見た目』の正体
面接対策,就活生の悩み・本音,トイアンナ

顔採用は本当にある?人事のアンケートと元リクルート社員の話でわかる『見た目』の正体

しゅんダイアリー編集部

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目次

「顔採用って、本当にあるの?」——就活を始めると、一度は気になる話ですよね。知恵袋にも「就職に顔って、本当に関係ありますか?」「就活でイケメンだと顔採用ってあったりするんでしょうか?」という質問がたくさん並んでいます。

結論から言うと、顔の造りだけで合否が決まる「顔採用」はほとんどありません。ただし、表情・姿勢・清潔感といった「見た目の印象」は、面接で確実に見られています。

この記事では、人事へのアンケート、元リクルート社員の話、しゅんダイアリーの動画に出てくれたトイアンナさんの解説から、「顔採用」の正体と、今日からできる対策をまとめました。

顔採用は本当にある?人事の本音

「顔だけで採る」と答える人事は少数派です。一方で、「見た目がまったく関係ない」と言い切る人事もほとんどいません。

ワンキャリアが人事担当者100人に「顔採用の噂、どう思いますか?」と聞いたアンケートでは、答えは大きく3つに分かれました。

  • 約4割:顔採用はしていない・良くない(顔だけで採っても意味がない)
  • 約3割:営業・受付・エンタメなど、人と接する仕事ではある程度仕方ない
  • 残り約3割:顔の良し悪しではなく、表情や「顔つき」に出る人柄を見ている

リクルートの就職みらい研究所の所長も、BuzzFeedの取材に「採用基準の1つとして容姿が含まれる場合は少なからずある」と答えています。ただし、その中身は接客や営業なら清潔感、介護なら話しかけやすさのように、人柄も含めた総合的な判断だと説明しています。

💡ポイント
「顔採用はあるか?」の答えは「顔そのものはほぼ見られない。でも見た目から伝わる印象は見られる」。気にするべきは顔立ちではなく、印象のほうです。

元リクルート社員に聞いた「顔採用」のリアル

「顔採用」と言われるものの正体は、顔そのものより「外見から伝わる自信の雰囲気」だ、というのが元社員の実感です。

「リクルートは顔採用?」という噂について、元リクルートの星さんに直接聞きました。

星さん
星さん
顔採用は基本ないと思っていて、ただ人の情報って視覚が大きいから、外見そのものより「外見から来る自信の雰囲気」みたいな影響はあり得ると思います。

つまり、同じ話をしても、うつむいて小さな声で話す人と、背筋を伸ばして相手の目を見て話す人では、伝わり方が変わります。それが外から見ると「顔で選んでいる」ように見えることがある、ということです。

面接官は「見た目」の何を見ているのか

面接官が見ているのは、顔立ちではなく「表情」「姿勢」「服装」「清潔感」です。どれも自分で変えられるものです。

オムロンヘルスケアとワコールが新卒採用の面接官109人に聞いた調査(2014年)では、97%が「見た目は第一印象に影響する」と答えました。そして、その「見た目」に影響する要素として挙がったのは次のとおりです。

  • 表情:63%
  • 座っているときの姿勢:56%
  • 服装:45%
  • 入室したときの姿勢:43%

さらに、面接中に姿勢が崩れると「気になる」と答えた面接官は96%。崩れた姿勢からは「だらしがない」「ストレスに弱そう」という印象を持たれやすい、という結果も出ています。

トイアンナさんも、一次面接でチェックされる3つの基礎力の1つに「清潔感」を挙げています。ポイントは、綺麗かどうかではなく「綺麗そう」に見えるか。毎日お風呂に入っていても、見え方次第で清潔感ゼロに見えることはある、と話しています。

💡ポイント
見られている「見た目」は、表情・姿勢・服装・清潔感。生まれつきの顔ではなく、準備で変えられるところばかりです。

見た目が選考で効きやすい場面・職種

見た目の印象が効きやすいのは、選考の序盤と、人と接する仕事です。

選考の序盤(ESの写真・一次面接・集団面接)

トイアンナさんによると、一次面接を担当するのは20〜30代前半の若手が多く、判断に迷ったら「とりあえず通す」のが基本です。そのぶん、短い時間で受ける第一印象の比重が大きくなります。逆求人サイトのプロフィールでも、笑顔で清潔感のある証明写真が大事です。

人と接する仕事(営業・接客・受付・航空など)

人事アンケートでも「対人の仕事ではある程度仕方ない」という声が約3割ありました。ただ、ここでも見られているのは清潔感や話しかけやすさです。元CAの大下さんは、「CAさんがみんな美人なのはなぜ?」という質問に、入ってから容姿を磨く人が多いと答えています。機内やホテルは乾燥がひどく、先輩の知恵を吸収しながら徹底的にケアするのも仕事の一部なのだそうです。

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今日からできる「見た目の印象」対策

見た目の印象は、顔を変えなくても上げられます。しゅんダイアリーの動画で出てきたポイントを、すぐ使える形にまとめました。

①清潔感チェック(トイアンナさんのリスト)

  • 爪が切ってある、髪が汚くない
  • 髪色がプリン状態になっていない(染めているなら統一する。保守的な会社なら黒髪ベース)
  • メイクが派手すぎない
  • 眼鏡が曇っていない、髭が整っている
  • スーツがシワシワじゃない、靴が汚れていない
  • 鞄が派手すぎない
  • 匂いに気をつける(対面ならニンニクを直前に食べない)

②姿勢と目線

背筋を立てて座り、足は組まない。目線は相手の鼻筋あたりを見ると、緊張しやすい人でも「目が合っている」ように見えます(トイアンナさん)。面接官の96%が姿勢の崩れを気にしているので、面接の後半こそ姿勢を意識しましょう。

③表情と話すスピード

面接官の約6割が見ているのは表情です。早口は頭が良さそうに見えるわけではなく、面接官が30〜60代なら、少しゆっくり丁寧に話すほうが「余裕がある人」に見えます(トイアンナさん)。

④「その会社にいそう」な見た目にそろえる

トイアンナさんは、人事は「話している内容」と「見た目・雰囲気」がそろっているかを見ていて、ズレがあると「嘘っぽい」と感じると話しています。金融とベンチャーで同じ雰囲気のスーツが合うとは限りません。受ける会社の社員の雰囲気を説明会やHPで見て、「この会社にいそう」と思ってもらえる見た目に寄せるのは、媚びではなく相手への敬意です。

⑤オンライン面接は「映り」を整える

カメラは少し引いて、少し上から映す。照明で顔を明るくし、カンペは画面の下ではなくカメラの後ろに貼る。これだけで「ちゃんとしている人」に見えます(トイアンナさん)。

先輩たちの中には、スキンケアや眉を整えるなど「ちょっと整えるだけ」の習慣を取り入れた人もいます。大事なのは綺麗になることより、自分が安心して面接に臨めるかどうかです。

見た目にコンプレックスがある人へ

顔立ちは変えられなくても、見え方と伝え方は変えられます。

「見た目にコンプレックスがあって、人からどう見られるかが怖い」と打ち明けたしゅんダイアリーメンバーのこなぎに、YouTuberのたろたんファミリーのパパは「それはもう今日から捨てよう。断捨離」と答えました。新卒1年で起業した妹さんは、コンプレックスだと思う部分はオープンにして、人に助けてもらったりチャームポイント扱いにしたりしているそうです。

人事のプロの曽和利光さんも、「自分がどう誤解されやすいかを分かっている人は、『こう見られがちですけど、実はこうなんです』と先回りできる。これで一発逆転がある」と話しています。見た目で第一印象を損しやすいと感じるなら、それを逆に武器にできます。

よくある質問

イケメン・美人は就活で有利?

第一印象で得をする場面はあります。ただ、人事アンケートをまとめたワンキャリアの記事でも、ルックスは「多少の加点対象」程度で、能力が伴わなければ不採用になるとされています。顔が整っていても、受け答えや中身で評価されなければ通りません。

男子でも見た目は見られる?

見られます。トイアンナさんの清潔感チェックにも「髭が整っている」「スーツがシワシワじゃない」が入っているように、性別を問わず「綺麗そうに見えるか」はチェックされています。

顔に自信がないと、一次面接で落ち続ける?

一次で落ち続けるなら、顔ではなく「清潔感・頭の回転(面接官とテンポが合うか)・最低限のマナー」のどれかが崩れている可能性が高い、とトイアンナさんは話しています。キャリアセンターや先輩に模擬面接を見てもらうのが一番の近道です。

まとめ:「顔採用」より「印象採用」に備えよう

✔︎ 顔の造りだけで決まる「顔採用」はほとんどない
✔︎ ただし表情・姿勢・服装・清潔感は、面接官の大半が見ている
✔︎ 見た目の印象が効きやすいのは、選考の序盤と人と接する仕事
✔︎ 清潔感は「綺麗」ではなく「綺麗そう」に見えるか
✔︎ 「その会社にいそう」な見た目と、話す内容をそろえる
✔︎ コンプレックスは、先回りして伝えれば武器になる

自分の第一印象や面接での見え方を、客観的に見てもらいたい人は、しゅんダイアリーの就活エージェントに相談できます。受ける企業に合わせて、本番前に模擬面接ができます。

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