最終面接の後に「面談」だけ残っている…他社の選考は続けるべき?1社に絞っていいタイミングと面談の準備
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最終面接の後に「面談」だけ残っている…他社の選考は続けるべき?1社に絞っていいタイミングと面談の準備

しゅんダイアリー編集部

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目次

はじめに|最終面接は終わった。残りは「面談」だけ。ほかの会社はどうする?

「最終面接のあとに、もう1回だけ面談があると言われた。これってほぼ内定?」
「勤務地も仕事内容も理想どおりで、ほかに行きたい会社はない。もう他社の選考はやめて、この1社に集中していい?」
「でも、ここで落ちたら持ち駒がゼロになる…」

本選考が山場を迎える大学4年生・修士2年生、早期選考が進む大学3年生から、よく聞く悩みです。ゴールが見えているからこそ、ほかの選考を続けるのが無駄に思えたり、逆に不安になったりします。

結論から言うと、他社の選考は「内定の連絡をはっきりもらうまで」止めないのがおすすめです。ただし全部を同じ熱量で続ける必要はなく、新しいエントリーは控えて、今残っている選考だけを続ける「ペースを落として続ける」形にしましょう。

最終面接のあとの面談は、内定を前提にした条件のすり合わせのこともあれば、入社の意思を確かめる実質的な選考のこともあります。どちらなのかが分からないまま他社をすべて辞退すると、万が一のときに取り返すのが大変です。

💡この記事の結論
・最終面接後の面談は、内定が確定したとは限らない。「合格」「内定」とはっきり言われるまでは選考が続いていると考える
・他社の選考は止めずにペースを落とす。新規エントリーは控え、残っている面接は受ける
・面談の種類が分からなければ、人事に「選考の一部か」「結果はいつか」を聞いてよい
・面談では志望動機・入社後にやりたいこと・他社の選考状況を聞かれやすい。最終面接で聞かれなかったことほど準備する
・他社を辞退するのは、内定の連絡をもらい、承諾を決めたとき

この記事では、他社の選考を続けるべき理由、最終面接後の面談の3つのタイプと見分け方、他社の選考をどこまで続けるかの決め方、面談で他社の選考状況を聞かれたときの答え方、面談前の準備、内定が出たあとの他社の辞退の仕方まで、順番に紹介します。

最終面接そのものの対策(よく聞かれる質問や落ちる人の共通点)は、こちらの記事でまとめています。この記事は「最終面接が終わり、面談だけが残っている」場面に絞って書いています。


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他社の選考は、続けるべき?それとも1社に絞っていい?

他社の選考は、内定の連絡をはっきりもらうまで続けるのがおすすめです。選考を止めるのはいつでもできますが、一度辞退した選考を再開するのは難しいからです。

「最終面接の後に面談がある=ほぼ内定」と感じる人は多いですが、面談の位置づけは会社によって違います。条件のすり合わせだけのこともあれば、役員や人事が入社の意思をもう一度確かめて、最終的に判断する場になっていることもあります。

また、他社の選考を続けることは、志望度の高い会社に対して失礼なことではありません。企業も、学生が複数の会社を同時に受けていることは分かっています。大事なのは、続けながらも、志望度の高い会社にはその気持ちをきちんと伝えることです。

  • ✕ NGな動き方
    面談の案内が来た時点で、ほかの選考をすべて辞退する
    逆に、面談の準備をそっちのけで、新しいエントリーを増やし続ける
    「どうせ受かるだろう」と面談の準備をしない
  • ○ OKな動き方
    新しいエントリーは控えて、今残っている選考だけを続ける
    面談の準備を最優先にして、空いた時間でほかの選考を進める
    内定の連絡をもらい、承諾を決めたら、ほかの選考はすぐに辞退の連絡をする

「ほかに行きたい会社はない」という気持ちが強いなら、無理に新しい会社を増やす必要はありません。やることは、残っている選考を「保険」として残しつつ、面談の準備に一番時間を使うことです。


最終面接後の「面談」は何のため?よくある3つのタイプ

最終面接後の面談は、大きく分けて「条件のすり合わせ」「入社の意思の確認」「不安の解消・承諾の後押し」の3つのタイプがあります。どれに当たるかで、準備の重さが変わります。

同じ「面談」という名前でも、会社によって目的がまったく違います。どのタイプかを見分けられると、他社の選考をどこまで続けるかも決めやすくなります。

  • タイプ①:条件のすり合わせ(内定を前提にしていることが多い)
    配属や勤務地の希望、入社日、入社までの過ごし方などを確かめる。「最終面接は合格です」と先に言われていることが多い
  • タイプ②:入社の意思の確認(実質的な選考のことがある)
    志望度や、他社の選考状況、内定を出したら入社してくれるかを確かめる。最終面接で志望動機などを深く聞かれなかった場合や、面接官が判断を保留した場合に行われることもある
  • タイプ③:不安の解消・承諾の後押し(内定の後)
    社員と話す場を作り、入社への不安をなくしてもらう。内定の連絡の後に設定されることが多い

見分ける手がかりは、次のようなところです。

  • 案内のメールや電話で「合格」「内定」という言葉があったか
  • 案内に「選考」「最終確認」「意思確認」などの言葉が入っているか
  • 誰が出てくるか(役員や人事の責任者なら②の可能性、現場の若手社員なら③の可能性)
  • 面談の後に「結果をご連絡します」と言われているか

たとえば、最終面接で志望動機を聞かれず、その後に「すり合わせのため」として面談が入った場合は、①と②が混ざっていることが考えられます。「すり合わせ」と言われても、志望動機と入社の意思はもう一度聞かれる前提で準備しておくのが安全です。

どのタイプか分からなければ、人事に聞いてしまってかまいません。日程の返信のついでに、次のように添えると自然です。

株式会社◯◯
人事部 ◯◯様

お世話になっております。◯◯大学◯◯学部4年の◯◯◯◯です。
先日は最終面接の機会をいただき、ありがとうございました。また、面談のご案内をいただき、ありがとうございます。
◯月◯日(◯)◯時からの日程で、ぜひよろしくお願いいたします。

準備のため一点だけ伺えますと幸いです。今回の面談は選考の一部という位置づけでしょうか。また、面談の後のご連絡の時期の目安を教えていただけますでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。

◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 4年
氏名
電話番号:000-0000-0000
メール:xxxx@xxxx

「選考ですか」と聞いても失礼にはあたりません。準備をしっかりしたいという前向きな姿勢として受け取られることが多いです。


他社の選考は、どこまで続ける?段階別の決め方

他社の選考は「今どの段階か」で続け方を分けましょう。最終面接に近い選考ほど残し、まだ始まっていない選考は控える、が基本です。

全部を同じように続けると、面談の準備に時間が使えなくなります。一方で、全部止めると、面談の結果がよくなかったときに一からやり直しになります。次のように、選考の段階ごとに分けて考えます。

  • 他社の最終面接・二次面接が入っている
    → 受ける。日程が面談と重なる場合は、面談を優先して、他社には日程変更をお願いする
  • 他社の一次面接・ES提出・説明会の予定がある
    → 面談の準備に支障がない範囲で続ける。志望度が低い会社は、ここで辞退してもよい
  • まだエントリーしていない会社
    → 新しいエントリーは控える。面談の結果が出てから考えても間に合うことが多い
  • 他社でも内定が出ている
    → 承諾の期限を確かめる。期限が面談の結果より先に来るなら、その会社に期限の延長をお願いする

「残っている選考が1社もない」という場合は、面談の結果を待つ間に、今からでも選考が受けられる会社を2〜3社だけ探しておくと安心です。実際に応募するかは、面談の結果を見てから決めればかまいません。

気をつけたいのは、他社の選考を辞退するタイミングです。辞退の連絡をするのは、「内定の連絡をもらい、その会社に入ると決めたとき」です。面談が終わった直後や、「たぶん大丈夫」と感じた段階で辞退するのは早すぎます。


面談で「他社の選考状況」を聞かれたら?答え方の例

他社の選考状況を聞かれたら、嘘をつかずに正直に答えたうえで、「御社が第一志望で、内定をいただけたら入社したい」とはっきり伝えましょう。

最終面接後の面談では、他社の選考状況はとてもよく聞かれる質問です。企業は、内定を出したら本当に入社してくれるのか、いつまでに返事がもらえそうかを知りたいからです。ここで答えに迷うと、志望度が低いように受け取られることがあります。

  • ✕ NGな答え方
    「ほかは受けていません」(本当は受けているのに隠す。後で話が合わなくなる)
    「A社とB社の最終が残っていて、どこにするかはまだ…」(迷っている印象だけが残る)
    他社の社名や選考の中身を、聞かれていないのに細かく話す
  • ○ OKな答え方
    今の状況を簡単に、正直に伝える
    そのうえで、御社が第一志望である理由を一言添える
    内定が出たら、ほかの選考は辞退するつもりだと伝える

たとえば、次のように答えられます。

あなた:同じ業界の会社を中心に、ほかに2社の選考が残っています。ただ、勤務地や仕事の内容、選考でお会いした社員の方の雰囲気から、御社が第一志望です。内定をいただけましたら、ほかの選考は辞退して、御社に入社したいと考えています。

社名を聞かれた場合は、答えられる範囲で答えればかまいません。言いにくければ「同じ業界の会社です」と業界だけ伝えても十分です。

なお、「今ここでほかの選考をすべて辞退してください」と、その場での約束を求められることもあります。学生が自由に会社を選ぶことを妨げるような働きかけは、いわゆる「オワハラ」として、国が企業に防止を求めている行為です。その場で約束する必要はなく、「内定をいただけたら、すぐにほかの選考は辞退します」と伝えれば十分です。困ったときは、大学のキャリアセンターに相談しましょう。


面談の前に準備しておきたいこと

面談の前には、「志望動機」「入社後にやりたいこと」「配属・勤務地の希望」「他社の選考状況の伝え方」「逆質問」の5つを準備しておきましょう。特に、最終面接で聞かれなかったことほど、面談で聞かれる前提で準備しておくのが安全です。

面談は雰囲気が和やかなことが多く、「面接ではないから」と準備を軽くしがちです。でも、タイプ②のように入社の意思を確かめる面談では、話した内容が最終的な判断の材料になります。

  • 志望動機:「なぜこの業界か」「なぜこの会社か」を、1分で話せるようにする。最終面接で聞かれなかった場合は、特にしっかり
  • 入社後にやりたいこと:最初の数年でやってみたい仕事と、その理由
  • 配属・勤務地の希望:希望があれば理由とセットで。「どこでも頑張れます」だけで終わらせず、希望と、希望が通らなかったときの考えの両方を話せるようにする
  • 他社の選考状況の伝え方:前の章の答え方を、自分の状況に合わせて言えるようにしておく
  • 逆質問:入社前に確かめておきたいこと(配属の決まり方、研修、入社までにやっておくとよいこと など)を3つほど

「すり合わせ」と言われた面談でも、質問への答え方は面接と同じで、結論から短く話すのが基本です。よく聞かれる質問と、その意図・答え方のコツをまとめた質問集を用意しているので、面談前の確認に使ってください。

やることは、面談の前日までに、この5つを声に出して話せるようにしておくことです。


内定が出たら、他社の選考はどう辞退する?

内定の連絡をもらい、承諾すると決めたら、ほかの選考はその日のうちに辞退の連絡をしましょう。面接の予定が近い会社には電話、まだ日程が先の会社にはメールで大丈夫です。

辞退の連絡が遅れると、相手の会社は面接官や時間を確保したままになってしまいます。早めに伝えることが、相手への一番の配慮です。理由は「他社から内定をいただき、入社を決めたため」と簡潔に書けば十分です。

件名:選考辞退のご連絡(◯◯大学 氏名)

株式会社◯◯
人事部 ◯◯様

お世話になっております。◯◯大学◯◯学部4年の◯◯◯◯です。
このたびは選考の機会をいただき、誠にありがとうございます。

大変恐縮ですが、他社から内定をいただき、入社を決めたため、貴社の選考を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
お忙しい中、お時間を割いていただいたにもかかわらず、このようなご連絡となり誠に申し訳ございません。
末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。

◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 4年
氏名
電話番号:000-0000-0000
メール:xxxx@xxxx

気をつけたいのは、「内定」と言われた中身です。口頭で「合格です」と言われても、承諾の期限や、内定の通知書を受け取る時期があいまいなこともあります。他社を辞退する前に、内定の通知(書面やメール)と承諾の期限を確かめておきましょう。承諾するかどうかの考え方は、内定承諾の考え方と、承諾前に聞いておきたい質問の記事も参考にしてください。


面談で落ちることはある?結果がよくなかったときのために

面談の位置づけによっては、面談の後に不合格になることもあります。だからこそ、他社の選考を残しておくことに意味があります。

入社の意思を確かめる面談で、志望度が伝わらなかったり、配属や勤務地の希望が会社と大きく合わなかったりすると、内定に至らないことがあります。また、条件のすり合わせのつもりでも、話してみて「お互いに合わない」と分かることもあります。

もし結果がよくなかったとしても、最終面接まで進めた経験は、ほかの会社の選考でそのまま生かせます。面談で聞かれたことと自分の答えを、その日のうちにメモしておきましょう。結果がよくなかったときの気持ちの立て直し方は、次の記事も参考にしてください。


まとめ|最後の面談までは「ペースを落として続ける」

最終面接の後に面談だけが残っている状態でも、他社の選考は内定の連絡をはっきりもらうまで止めず、ペースを落として続けましょう。

面談には、条件のすり合わせ・入社の意思の確認・承諾の後押しの3つのタイプがあり、分からなければ人事に聞いてかまいません。他社の選考は、最終に近いものは残し、新しいエントリーは控える。面談では志望動機と入社の意思を伝えられるように準備し、他社の選考状況は正直に、第一志望である理由とセットで答える。内定の連絡をもらい承諾を決めたら、その日のうちに他社へ辞退の連絡をする。この順番で動けば、1社に集中しながらも、万が一のときに困ることは減らせます。

面談で聞かれやすい質問を、答え方のコツと一緒に確かめておきたい人は、質問集を使ってください。


最終面接後の面談と他社の選考に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 最終面接の後に面談があるのは、内定のサインですか?

A. 内定に近いことは多いですが、確定とは限りません。条件のすり合わせのこともあれば、入社の意思を確かめる実質的な選考のこともあります。「合格」「内定」とはっきり言われるまでは、選考が続いていると考えて準備しましょう。

Q2. 面談が選考なのかどうか、人事に聞いても失礼になりませんか?

A. 失礼にはあたりません。「準備のために、選考の一部という位置づけか伺えますか」と丁寧に聞けば、前向きな姿勢として受け取られることが多いです。あわせて、面談後の連絡の時期も聞いておくと安心です。

Q3. 他社の選考を続けていることは、面談で正直に言うべきですか?

A. 嘘をつかずに、正直に伝えましょう。そのうえで「御社が第一志望で、内定をいただけたらほかの選考は辞退するつもりです」と添えれば、志望度が低いと受け取られる心配は小さくなります。

Q4. ほかに行きたい会社がないなら、他社の選考をやめてもいいですか?

A. 新しいエントリーを増やす必要はありませんが、今残っている選考は、内定の連絡をもらうまで残しておくのがおすすめです。選考はいつでも辞退できますが、一度辞退した選考を再開するのは難しいからです。

Q5. 面談の結果はどれくらいで来ますか?

A. 会社によって違い、当日〜1週間ほどで来ることが多いと言われますが、それ以上かかることもあります。面談の最後に「結果はいつごろ、どのような方法でいただけますか」と聞いておくと、待つ間の不安を減らせます。伝えられた時期を過ぎても連絡がないときは、丁寧に問い合わせてかまいません。


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